大阪万博の予算 当初1250億円が今や10兆円!
2025年の4月に開幕予定の大阪万博。12月26日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、大阪万博とカネの問題について取材を続けているノンフィクションライターの森功さんに開催までにいくらかかるのか、カネの話を伺った。
大竹「予算がどんどんどんどん膨らんできて、その予算を大阪市民も負担するんだけど、国のほうも大きく関わっているんですよね?」
森功「そうです。3分の1ずつですね。国と大阪市と財界で3分の1ずつ。国も税金として取らなきゃいけないんですけど、2016年に発案された当初の予算が1250億円だったわけですね。それが1850億円になり、今や2350億円にまで積み上がっています。しかし実はそれどころじゃなくて、インフラ整備なんか入れると桁違いで9兆円、10兆円近くかかる」
大竹「とんでもない!最初に1250億円って言われてたのが、あっという間に2350億円になって、インフラ入れたら9兆円!?10兆円!?とんでもない話ですね」
森功「そうです。実はとんでもない話なんですけど、もう後戻りできない。国際公約だからということで今のところ、どうにか間に合わせようと日本政府が慌ててやってるという状況です」
大竹「森さんは大阪万博とカネについて、ずっと取材されていらっしゃいますけど、その中でどんなことを発信してきたんですか?」
森功「大阪で開くのでメインは大阪パビリオンなんですけど、この大阪パビリオンに非常におかしな疑惑があるんです。簡単に言うと総合プロデューサーを務める大阪大学の先生がいるんですけど、この方が連れてきたメインスポンサーが自分の顧問企業なんです。東京オリンピックの時も同じ構図でした。電通の高橋治之さんが自分の顧問先の企業をオリンピックに据えるために連れてきた。この中で金銭が動いて贈収賄事件に発展した」
この他にも森功さんは大阪万博が抱える問題点をわかりやすく伝えてくれました。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
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