「流行」の見極め方とは? 芸人がラジオで同じ話をしたら「本物の流行」!?
12月21日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、この日はお休み中の入山章栄に代わり、火曜レギュラーでもある大島育宙(XXCLUB)が登場した。特集コーナーは「流行」をテーマにお届け。趣味趣向が多様化した現代における「流行」とは何か、また、流行を知る意味とは何か。「日経トレンディ『2023年ヒット商品』」「小学館DIMEトレンド大賞 2023」なども紹介しつつ語り合った。
西川あやの「中田さんは『これキテるカナ?』(番組コーナー)で取り上げるものを選ぶとき、どういうことを意識していますか?」
中田花奈「周りでよく聞くようになったり、友達との会話で出てきたり、SNSを見たりでワードを知っています。よく目にするようになったワードが流行っている気がして、紹介しているかもしれません」
西川「(以前取り上げた)フレンドクイズも?」
中田「完全にSNSからですね」
西川「フレンドクイズは、どうでもいい質問を友達同士でして、当て合う」
中田「自分のクイズを作っておいて『これやって』と言って、何問正解したあなたは、このクイズのランキングで1位ですよ、2位ですよ……とか」
大島育宙「最近『TMI』ってあるじゃないですか。アイドルの人とかのプロフィールに「T.M.I.」と書いてあって、なんだろうと思ったら『Too Much Information』の略で。私のどうでもいい豆知識、みたいな。それこそProduce 101のメンバーの公式プロフィールに載っているんですよ。『今週、こんな忘れ物しちゃいました』とか書く欄なんですけど。公式情報とは違うものの余白を楽しむ、それがトレンドになっている気はしますね」
西川「自己開示みたいなものはSNSと関連性が高いんでしょうね」
ドラマ界で今年、「VIVANT」が大きな流行を生んだ。大島はその影響をかなり受けていたようだ。
西川「大島さん、『VIVANT』は今年、何回ぐらい推しました?」
大島「この番組のコーナーで2回推していますし、他局に5回ぐらい呼ばれました。『VIVANT』の説明をしろ、という仕事がメッチャ来た(笑)」
西川「YouTubeの解説というか考察動画もすごい再生回数だったのでは?」
大島「総再生数800万回。僕個人のチャンネルだけでですよ。もうよくわかんない(笑)。この夏、『VIVANT』の世界にいましたね」
西川「作品に出ていない中でいちばん、『VIVANT』効果を感じていたんじゃないですか?」
大島「『誰にでも話が通じる感』はここ数年で最も覚えました。打ち合せとかでもアイスブレイク的に、雑談で『VIVANT』の話になることはありました。『あれ、どうなっているんですか?』『俺は知らないよ』ってことも(笑)」
西川「どの辺りから『流行っている!』『流行!』と認定しますか?」
大島「中田さんも共感してくれると思うんですけど、芸人さんのラジオをよく聞かれますよね? 20代から50代ぐらいまで芸人さんが、オープニングトークでみんな同じ話をし始めたとき『これは本当に流行っている』という感じがします」
中田「わかる~! 『VIVANT』もそうでした」
大島「コンテンツでいうと『サンクチュアリ -聖域-』、あと『ポケモンスリープ』、chocoZAPの話とか、みんなしていましたよね。雑談をしなきゃいけないけど、そういう仕事が多すぎる。そういう人たちが、最終ラインとして話すって、本当に流行っていることだと思います」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
▼Podcastはこちら