岸博幸、自民党・政治資金問題の岸田総理の対応を疑問視!
12月13日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、慶応義塾大学院教授で経済評論家の岸博幸さんが出演し、自民党の政治資金問題に対する岸田総理の対応について、自身の意見を述べた。
野村邦丸「岸さんの12月11日付のXのポストをご紹介します。“安倍派の政務三役を全員更迭するってすごい悪手。他の派閥でも不記載とか裏金化とか、程度や手法の差はあっても絶対にやってるはず。党全体の問題と捉えず安倍派だけというのは、岸田総理が派閥という狭い視野でしか本件を考えてないように感じる。”岸さんは党全体の問題だろとおっしゃっているんですよね」
岸博幸「最初から岸田総理はひどい対応ばかりしてるなと思ってます。他の二階派とか岸田派とかいろんな派閥で出てますよね。この問題は安倍派に限定しないで、自民党全体の悪弊のはずなんですよね。岸田さんは自民党総裁なわけですから、派閥に関係なく、自民党総裁として全体がどうなってるのか?事実調査をしっかり命じる必要があるはずだし、必要があればその結果を公表すべき。ところが、岸田さんがこれまでやったことは、派閥のトップと申し合わせをして政治資金パーティの自粛とか、自分が派閥から抜けるとか。はっきりいえば国民は関心ないと思うんですよ。にもかかわらず、こういう対応しかしない」
さらに、岸氏は昨日の岸田総理のぶら下がり会見についてもコメントした。
岸「ついでに言えば、2000万から3000万の政治資金の収支報告書の不記載があったということで、昨日、岸田総理はぶら下がり会見してるんですけど、簡単にいうと“今、問題精査してるから、間違いがあったら直せばいいんでしょ”というようなことを言ってるわけです。これ、すごい人を馬鹿にしてると思うんです」
邦丸「その程度の問題だったら、大問題にならないですよね。岸さんは、12月10日にXでこのようにポストされてます。“政治資金疑惑の報道では誰が検察にやられるかばかりが注目されるが、この事件を受けて政治資金に関するルールが民間企業の決算並みに厳しい方向に改正されるかが最も重要と思う。”ちゃんとやらなきゃだめだよっていう声は、国会全体で高まっていないのも由々しき事態だと思うのですが…」
岸「野党も自分たちに甘いわけです。自民党がこれだけ醜態をさらしてるわけですから、国民の信頼を戻すのも大変です。政治資金のまともな改正を自民党が提案しないとダメですよね。この総理でできるかはわかりませんけど、それくらいの信用の失墜になってるんだと、そういう意識を持って欲しいと思いますね」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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