【西武】青山美夏人投手インタビュー 「自分のポジションを確立して長くプレーしていきたい」
11月21日放送のライオンズエクスプレスでは、11月17日の放送に引き続き、埼玉西武ライオンズの青山美夏人投手にインタビューした模様を放送した。シーズン終盤にフォアボールが激減した理由を訊いた。
――プロ入り前に培ってきたもので、この1年通用した部分は?
青山「決め球のスプリットには自信を持ってプロに入ったが、最初の方はキレがなかったのか、簡単に見逃されるケースも多かった。シーズン途中からは狙って三振も奪えるようになってきて、ずっと通用していたというよりは、だんだん良くなって最後までこられたのかなと思います」
――スプリットは結構前から投げている球種と聞きました。何歳ぐらいから投げていた?
青山「中学2年生ぐらいからです」
――今時の中学生はスプリットを投げないと通用しない時代なのですか?そう思ってしまうぐらいスプリットデビューが早いように感じます。
青山「スライダーが中学生、高校生では主流だったが、なかなか自分はスライダーが投げられなくて、どちらかといえば苦手な球種だった。そこで何かないかと考えたときに(スプリットが)ちょうど当てはまって、そこから得意球になりました」
――開幕当初、豊田清ピッチングコーチに話を聞いたら、「青山には抑えも中継ぎも、ひょっとしたら先発までやってもらうかもしれない。とにかくいろいろな経験を積ませたい」と言っていたが、実際に先発も1試合ありましたね?
青山「(先発と)言われたのが前日で、急遽だったので、そのときはわくわくというか、大学4年生のときはずっと先発だったので、久々の感覚がすごくあったのを覚えています」
――空模様が不安定でしたね?
青山「そうですね。大学のときも初先発の試合が大雨で、そこの運の悪さがあるかもしれないです」
――大雨でゲームは行われた?
青山「大雨でやりました。(マウンドの)土も上からかぶせていた。ちょうど若林楽人さんがいる駒澤との試合で、1番が若林さんだった」
――一度先発を務めることができて良かったですね?
青山「良かったと思います」
――8月終了時点では36イニングで23個のフォアボールを与えていましたが、9月以降の7試合で1個もフォアボール出さなかった。理由を教えてください。
青山「割り切りというか、7月8月は球速が出ないときもあって悪く力んでしまっていて、それでも球速が出なかったので、球速が出ないならしっかりストライクゾーンでという考えになった。そこから3ボールになっても、そんなに焦ることなく、少し余裕ができた」
――スピードへのこだわりを捨てたということですか?
青山「言ってしまえばそうです。スピードが出るのは理想ですけど、シーズン終盤で力んでも出ないとわかったので、いいふうに割り切りはできたと思う」
――これから目指している投手像を教えてください。
青山「息の長い選手というか、ずっと長く野球を続けたいということを思っているので、まずは自分のポジションを確立して長くプレーしていきたいなと思っています」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー
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