三井住友建設の注目の技術!自動で鉄筋を組み立てるロボットとは?
- 11月20日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、三井住友建設株式会社 土木本部 土木DX推進部 土木DXグループ長の水田武利氏が出演し、ロボットアームで自動で鉄筋を組み立てるロボットについて、詳しくお話いただいた。
松井佐祐里アナ「注目の最新技術は何ですか?」
三井住友建設株式会社 土木本部 土木DX推進部 土木DXグループ長・水田武利氏「ロボットアームで自動で鉄筋を組み立てるロボット“ロボタラス”です」
L is B代表・横井太輔氏「詳しく教えてください」
水田「従来の鉄筋の組み立て作業というのは、職人さんが手で1本ずつ組み立ててるのが一般的な作業になります。それをロボットアーム、機械で自動で組み立てるシステムになります」
松井「どういった部分の鉄筋を組み立てる際に使ってらっしゃるんですか?」
水田「当社で多く手がけているのは高速道路会社さんのリニューアル工事で車が走る路面下にあるコンクリートを多く携わらせていただいております。そこのパネルを作る中に入っている鉄筋をロボットで自動で組み立てています」
横井「アスファルトの下のコンクリートの部分ですね。ロボタラスの資料を拝見しました。いわゆる自動車のロボットアームみたいな形でベルトコンベアみたいに流れてくるのをロボットが組み立ててる映像を皆さん見たことあると思いますけど、あんな風に鉄筋を組み上げちゃうんですよね」
水田「まさにその通りです。」
横井「人がやらなくてもロボタラスが鉄筋を組み上げてくれると。このロボットで1日にどのぐらいの量を生産できるのですか?」
水田「工場の1ラインで1日2枚のパネルを組み立てています」
松井「成果はいかがですか?」
水田「実際、手作業で職人さんが組み立てるのが大体6人1チームで、1日で2枚組んでます。今のロボットを使いますと、メイン操作はロボットがやるんですけれども、一部人間の手でサポートするので、完全にゼロにはなってないんですけども、それが2人になりますので、いわゆる6人が2人になりますので、大きく省人化できています」
松井「今後の課題はいかがですか?」
水田「ロボットというのは同じものをたくさん作るのが非常に得意なんですけど、残念ながら我々が従事する土木の世界は同じものももちろんありますけど、やはり少しずつ何かが違うといったところがあります。ですのでちょっとハードルが高いんですけど、違うパターンがきたとしてもフレキシブルに対応できるようなシステムにしたいなと思っております」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…