国連安保理、ガザ情勢で初決議。大竹「北部から非難しろと言っておいて、今度は南部から非難しろと言っている」

国連安保理、ガザ情勢で初決議。大竹「北部から非難しろと言っておいて、今度は南部から非難しろと言っている」

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11月17日の大竹まことゴールデンラジオは、東京新聞の「国連安保理、ガザ情勢で初決議 戦闘休止を要請、米国は棄権」という記事について取り上げ、大竹、青木がコメントした。

東京新聞によると、国連安全保障理事会は15日、イスラエル軍が地上侵攻するパレスチナ自治区ガザで子どもを保護する重要性を強調し「長期間の人道的な戦闘休止と回廊の設置」を求める決議案を賛成多数で採択した。今回のガザ情勢で初の安保理決議。イスラエルを擁護してきたアメリカは拒否権を行使せず、棄権した。アメリカの他にイギリスとロシアが棄権している。

大竹「もう毎日すごい悲惨なニュースが出ていますけど、一つだけ気になるのは北部から避難しろと言ってたわけだよね。それで北部から避難したんだよ。そしたらガザ南部への攻撃間近でここに避難を呼び掛けるビラを撒いてるっていうんだよ」

鈴木アナ「CNNの報道でそうですね」

大竹「北部から避難しろと言っておいて、100万人台ぐらいが南部の方に行く場所もないと思うけど、南部に行ったら南部に攻撃しますよって…。これなんだよと」

青木「イスラエルの目的がどこにあるのかっていうのは各国のメディアの報道を見ていてもいろんな報道があるんですけれども、ある意味でガザを完全に制覇するというか、制圧するっていう意向がやっぱりイスラエルにはあるということなのかもしれないですね。今回安保理の決議もようやく初めて採択されたんだけれども、要するにアメリカとイギリスはハマスのテロに対する批判がないっていうことで、今回棄権をした。でもこれも流石に国際世論があるいはアメリカの足元でも、特にアメリカのバイデンさんの足元の民主党政権の支持者の中でも、アラブ系の人とか若い人なんかではこんなことしてたらバイデン支持できないという声が強まってきて、流石にアメリカももう拒否権を発動できないってことになったって意味で言えば国際世論が多少アメリカなんかにも効いてはいるんですけれども」

大竹「だから棄権した。拒否権を使わずに。棄権したのは、アメリカとイギリスとロシアだよね」

青木「ロシアは今度逆に停戦じゃないということが不満だということで、今回は棄権をしてますけれどもね。大竹さんおっしゃる通りガザ南部、それから今、最大の焦点にもなってますけれども、病院に対する軍事行動をしていて、イスラエル軍は地下にハマスの拠点があるんだと主張しているようですけれども、しかし、それをちゃんと明らかにしないで病院も攻撃している状況があって、各国メディアを見ているとガザの状況を、刻々と市民の人たちが訴えているのを見ているともう食料も全然手に入らない。毎晩毎晩夜中になると空爆が続いているという状況なんで、まあ本当に一刻も早く止められないなとは思いますけれども」

大竹「その上で、気になるのはフェイクニュースが飛び交ってて、画像が信用できないみたいな話が広がっちゃってるよね」

青木「イスラエル軍が発表している今回の病院の中でどうも銃が見つかったなんていうのもハマス側だったりとかパレスチナ側はこんなものはフェイクだ。どこからか持ち込んできて撮らせたんじゃないのかとかっていうことをやって、情報戦の面でも、相当緊迫感高まっているってことでしょうね」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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