「めちゃくちゃになりますよ？」横浜市 ライドシェア導入検討へ

藤井氏「人手不足・物価下落の問題が加速する」

自家用車で一般のドライバーが有料で客を運ぶ「ライドシェア」について、横浜市が導入に向けて検討を始めたことがわかった。
現在は「白タク行為」として原則禁止されているが、これを可能とする仕組みを国が検討していることを踏まえ、同市でも導入できるよう働きかける考え。大型客船で訪れる外国人観光客の利用も想定し、外国語が堪能な人にドライバーを担ってもらう案も浮上している。

関係者によると、富裕層の訪日観光客の中には運転手付きの車を個人で借り切り、横浜市や周辺の観光地を自由に回りたいというニーズがあり、こうした需要に応える狙いもあるという。

寺島アナ「横浜市がライドシェア導入検討というニュースですが、藤井さん、これはいかがでしょうか？」

藤井氏「これ、どういうことをするのかがちょっとわからないですよね。“ライドシェア”っつったって、ピンからキリまでありますからね」

寺島アナ「いま私がお伝えしたニュースだと“特別なこと”って感じですものね。藤井さんはタクシー業界というか交通のところも造詣が深いですけれども、これは弊害もたくさんあるわけですよね？」

藤井氏「いやぁ、めちゃくちゃになりますよ？　だって、これ安いですからね、まず。安くなるから、タクシーのお客さんをすごい取られて、タクシードライバーさんとか辞めていく人がいっぱい出てくると思いますよ。小さい会社だと潰れるところも出てくるでしょうし。
しかも運行管理しないですから、ライドシェアっていうのは。まぁ、どうやるのかはわからないですけれども、色々やり方があって。運行管理しなかったら安心・安全が棄損されますよね」

寺島アナ「それこそ何十時間働いたってわからない、っていうことですよね？」

藤井氏「そうです。で、いま“働き方改革”っつって賃金を上げるための改革をやっているわけですけども、これは明らかに賃金引き下げになりますからね。だから賃下げになるし、賃下げになったら誰もタクシードライバーになりたがらないから人手不足も加速するし。人手不足だとか物価下落とかっていう問題があるわけですよ、日本に。だからライドシェアをやったら、その問題が放置されるどころか加速するっていうことですよね」

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