『JA便り~愛情いちばん千葉の味~』11月13日放送分
くにまる食堂 日替わりランチ『JA便り~愛情いちばん千葉の味~』
『JA全農ちば』米穀部・米穀農産販売課の大出(おおで)様にご出演頂き、
収穫量全国第1位を誇る『落花生』の魅力と農作物の生産現場の現状について話して頂きました。
邦丸 :さて、きょう、ご紹介いただく“千葉の食材”は何でしょう?
大出 :今日、ご紹介するのは、収穫量全国第1位を誇る『落花生』です。
ちなみに、国産落花生のおよそ8割が千葉県内で生産されています。
邦丸 :ひとくちに『落花生』と言っても、千葉では、
いろいろな品種が生産されていますよね?
大出 :「煎り莢(さや)」に向いている『千葉半立』や『ナカテユタカ』、
「茹で」に向いている『郷の香』や『おおまさり』などがある。
邦丸 :数年前には、新たな品種が開発され、話題になりましたよね?
大出 :およそ20年かけて開発した新品種『Qなっつ』が、平成30年にデビューした。
「これまでのピーナッツを超える味」という意味を込めて、
アルファベットで“P”の次である“Q”を使い、『Qなっつ』と名づけられた。
邦丸 :あらためて、『Qなっつ』の特徴を教えてもらえますか?
大出 :他の品種に比べて莢が白く、あっさりした食べやすい味が特徴。
また、『Qなっつ』に限らず、落花生は殻をむいたあと、
皮ごと食べるのがオススメ! 落花生の薄皮に含まれる
「レスベラトロール」と「ビタミンE」が、お肌に良いと言われている。
邦丸 :さて、先週も「生産資材の高騰」が続いている現状について
伺いましたが、きょう、ご紹介いただいた『落花生』を
生産されている農家の皆さんも、影響を受けているみたいですね?
大出 :肥料や農薬、資材費や燃料代の値上げによって、出荷するまでの
生産者の負担が大きくなっているというのが現実です。
消費者の皆さんには、そのような生産者が置かれている現状を
ご理解いただき、国産・千葉県産農畜産物の適正価格での
販売に対して、ご理解とご協力をお願いしたい。
ちなみに、流通している乾燥落花生は収穫後、畑でおよそ1週間
“地干し”をしたのち、さらに3週間ほど“ボッチ積み”をして、
合わせて一ヶ月ほど乾燥させます。
湿気がこもらないように北風に当てることで、落花生のデンプンが糖に
変化し甘味が増され、渋みが抜けてコクが出るんです。
そのように、千葉県の特産品である落花生は、生産者が丹精込めて
育てていますので、ぜひ、たくさんのかたに召し上がっていただきたい。
邦丸 :最後に、きょう、ご紹介いただいた『千葉県産の落花生』をリスナーの
皆さんが食べてみたいと思った場合、どうすればいいですか?
大出 :落花生の専門店や千葉県内のJA直売所などでお買い求めいただけるほか、
JA全農ちばのECサイト『JAタウン愛情いちばん館』からもご注文いただけます。
生産者の皆さんへの応援をよろしくお願いします!