SNSのネガティブ投稿。した人は多い? どんなことを書きこんでいる?
11月8日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「SNSのネガティブ投稿」。SNSで気軽に発したことが火種となって炎上してしまうケースも多い。実際にネガティブ投稿をする人は多いのか、またどんな内容を書き込んでいるのか紹介した。
西川あやの「こちらに2022年の独立行政法人情報処理推進機構の意識調査があります。5000人へのアンケートをもとにしたデータですが、ネガティブな投稿経験があるのは、SNSをやっている方の中から17.7%。増加傾向にあります。内容については企業、お店、商品、サービスなどの批判が最も多く、そのほか他者の不幸を願う内容とか、不確かなことや噂が含まれる内容。あと他者を貶したり見下したりする内容ですね」
石戸諭「うわあ、(他者を貶したり見下したり、という反応)よくやられますね(笑)」
西川「そういったいろんな項目がある中で、全体的にいちばん多いのが『あてはまるものはない』。だからそれぞれ、すごく個人的な内容なんでしょうね」
永井玲衣「そもそもこのアンケート自体が倫理編(情報セキュリティの倫理と脅威に対する意識調査)なんですよね。私が『ネガティブな投稿』と考えたときに出るのは『書けない』『締切、間に合わない』『眠れない』とか。そういうのはインスタのストーリーズで親しい友達限定で書くなどします。一方でこういう、他者を低めるということだと『あてはまるものはない』という人がかなり多いのかな、と」
石戸「でも設問次第だね。本人がそう思っているだけで実際、あてはまっている、ということもあるし。何か書いたかもしれないけど、それは永井さんも言うように『疲れた』『会社行きたくない』みたいなものが含まれるだろうし。少数とはいえ、見下したり貶したり、というのは僕のところにやってくるパターンですね。僕の発信に対し、何か言いたくなる人たちもいるから」
西川「人の意見に反論している、という意見もあるんですけど。石戸さんはそういうのが来て、どんな気持ちですか?」
石戸「不快ですね! 本人は正当な批判だと思っているのかもしれないけど、いいものではない。快・不快でいえば不快だけど、それも含めて、じゃないですか。それに耐えるというのも発信する側のある種、嗜みだから」
西川「嗜み……!」
石戸「たとえば最近だとジャニーズ問題、旧統一教会……なんでもいいけど、そういうものに対して調べて書いていく、というのも仕事に入るじゃないですか」
西川「石戸さんはノンフィクションライターですからね」
石戸「社会的な問題に対して『こういうこともある』と言うとき、反論されるというのは当然のことだし。不快だなと思っても耐えるまでが仕事。反論してもいいけど、どういう態度をとるか、というのも含めて」
西川「ネガティブな投稿の中に、これは愚痴とかではなく、意見を言っているんだ、という方もいらっしゃると思います」
石戸「そういう人たちはたぶんネガティブな投稿をしている、他人を見下しているとか思っていない」
西川「石戸さんはどんなときに意見なのかネガティブな投稿なのか判断しますか?」
石戸「特に決めていません。行き過ぎている、というのは即ミュートですね。そういう異論や反論はSNSで触れることもできるけど、いろんな本や雑誌、ウェブ也を巡回していれば自分と違う意見の人たちは見るから、それで充分だと思う」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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