人間の脳が大きくなったのは、肉を食べたから?
11月8日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、「食が動かした人類250万年史」の著者・新谷隆史さんが出演。人間の脳が大きくなったのは肉を食べたからという話題で盛り上がった。
野村邦丸「新谷さん、我々ホモサピエンスが生き残ったのはちゃんと食べられたからなんですか?」
新谷隆史「その通りです。今いる動物はすべて、ちゃんと食べられてたから生きていられる。人類は色々なものをおいしく食べられたから、今のような文明を築くことができたと考えられます」
邦丸「我々の脳みそは人類史上、容量としては最高なんですか?」
新谷「容量として最大だし、能力としても最高です」
邦丸「ここまでレベルアップしたのは、肉を食べたから?」
新谷「そうですね。肉を食べたのが、非常に重要な役割を果たしました」
邦丸「人類は、生きるために肉を食べていたのですか?」
新谷「最初は肉を食べたかったけど、なかなか食べられなかった。動物は分厚い皮を持っていてこれを切り裂かないと中の肉は食べられない。そのため、人類は頑張ってナイフの代わりになる石器を発明して切り裂いて食べ始めた。だから、脳が大きくなり始めたのと石器を作り始めたのが同じ時期なんです」
邦丸「石器は肉を食うためのものだったんだ。それで、肉を食べますけど、なんで脳の肥大につながるんですか?」
新谷「脳というのはすごくエネルギーを使うんです。エネルギーを使うためには、栄養を摂らないといけない。そこら辺に生えてる葉っぱを食べても、なかなかエネルギーにならない。肉を食べるとどんどんエネルギーが蓄えられていく。それが脳の発達を促したのです」
邦丸「へ~」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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