【西武】鈴木将平選手インタビュー 「絶対に変えないといけないと思って今年は2番というか繋ぎ役に徹した」
11月3日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの鈴木将平選手にインタビューした模様を放送した。今シーズンの打撃面について振り返ってもらった。
――7年目のシーズンが終わりましたが今の思いはいかがですか?
鈴木「今年は自分の中でいい時の手応えがないんです。ちょっと悪い時が目立ってしまったシーズンかなと思います」
――夏場まで出塁率も高かったので今の言葉を聞いて意外でした。
鈴木「自分の今シーズンを通してなりたい選手像や方向性は決まっていましたし、そういう面では四球を取れたり自分からバントをしたり、一球見たりを自由にできていたのはよかった。ただ打撃の面で毎年いい時期が自分の中であるんですけど、今年はそれがなくて悪い時期が来てしまったなと。いい時は本当にバンバンヒットが出るので、それとはまた違う感じでした。勝負はできていたなとは思います」
――いい時期に関しては今年よりも昨年の方がよかった?
鈴木「昨年はオープン戦から上手く入れたりとか、3、4年目も100打席目くらいまでよかった時期があったりとか。そういう感じの『何でも打てる』という感じではなかったですね。いい意味ではしっかり選べたり待てたんですけど、じゃあ強気で初球からいけたかというとそれはなかなかいけなかったので。いいところも悪いところもあったなと思います」
――7月下旬に体調不良で抹消がありました。そこでリズムが崩れてしまったなどはありますか?
鈴木「自分の中ではその前からバッティングが落ちてきているなとは感じていたんですけど、それでも四球が取れたりというのはよかった。他の選手が出てきたというのもありますけど、それ(体調不良)をきっかけになかなか上手くいかなかったなとは思います」
――今年、普段のいい時期が来なかったのはどう分析されますか?
鈴木「やっぱり決めにいけるところや打っていいカウントで割り切れなかったり、甘い球を見逃してしまったりとかが目立ったなと。今年は自分の中で見ていくと決めていたんですけど、その割り切りが上手くできなかったんだと思います」
――自分で決めた中で別の課題が発生したということ?
鈴木「元々積極的に打ちにいくのが自分の持ち味だったんですけど、それでは今まで通用しなかった。絶対に変えないといけないと思って今年は2番というか繋ぎ役に徹したんですけど、そこで上手く決めにいけるところで甘い球を見逃したりとか、あまり振ってこないからストライクを取りにいこうと思われてカウントが悪くなったりとかはすごくありました」
――以前話を伺った際に、いろいろできる選手、息の長い選手になりたいと言われていたのが印象的でした。
鈴木「もう今言ってもらった通りのことですね。若い選手たちも出てきて、積極的に打つ選手が目立ったり、淡泊になる打席が目立っていたので、そういう面では打線の中ではこの生き方が正解かなと思っています」
――今シーズンを分析して来シーズンに活かすんですね?
鈴木「そうですね。今年は得点圏も内野ゴロでもいいやというケースがあったんですけど、それって弱気かもしれない。そういうのが目立ってしまったなと自分でも反省している。そのような場面でバチンと思いっきり打てる『3番らしい3番打者』を目指していきたいと思います」
――今のままではいけないと思ってチャレンジをして、これからも試行錯誤ですね?
鈴木「やっぱりすんなり上手くいってくれないなと、もどかしい気持ちにはなります。コツコツ来ているとは思うんですけど、どこかで飛躍しないとこんなにチャンスを貰えるようにはならない。それが課題です」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー
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