パズル学博士が語る パズルを解く力の伸ばし方とアイデアの出し方
「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の11月1日のゲストに、株式会社東田式パズル研究社 代表取締役社長・東田大志さんが登場! 鈴木おさむとアイデアの発想について語る。
東田式パズル研究社は、主に小中学生を対象とした「京大東田式パズル教室」を運営している。
鈴木おさむ「パズル力を上げるにはどうしたらいいですか?」
東田大志「分からない問題が出てきたときに、“やってみよう”と思うのが大事かな、と思ってて。子供は“習ってないから分からない”って言っちゃいがちなんですけど、“習ってないから自分で考える楽しさ”があるって気付いてほしいです」
鈴木「パズルも問題をこなしていくとパターンがあるじゃないですか。それが頭に入って解けるようになるということもありますか?」
東田「それはあります! 色んなパズルに共有する考え方のコツがあるんですよね。その辺を身に付けると、かなり解けるようになると思います!」
東田さんは、「アイデア」について鈴木おさむに質問。
東田「ものすごい数のパズルを作ってるんですけど、新しいパズルのアイデアに生みの苦しみがあるんですよね。放送作家さんって色んなアイデアを持ってるから、どうやって生まれてるのかな?と思います」
鈴木「“色”って世界共通じゃないですか? 赤と青が混ざると紫、赤と黄色が混ざるとオレンジみたいな、それを使ったゲームとかパズルって無くて。もしかしたらどっかにあるかもしれないけど、ヒットしてるのは無いじゃないですか? “なんで無いのか?”ってのを自分の中で付箋貼っとく感じです」
東田「アイデアの源泉になりそうなことを、自分の心に留めておくみたいな?」
鈴木「“ありそうでないものがすごいヒットする”と思っていて、例えばアルコールフリーのビールがあれだけ売れたということは“なんでアルコールが入ってないビール売らないんだろう?”って思ってた人がいたんですよ」
東田「あーたしかに!」
鈴木「そういうのって誰かが“売れないよ!”って言ったり、気付いてなかったり。パズルとかも方式考えるのは大変なんだけど、そういう風に思ってるんです」
東田「もう放送作家さんだけじゃなくて色々できそうですね!さすがだなー」
鈴木「僕がやっている『Qさま』っていう番組は、今は当たり前になりましたけど、一気に問題を載せた最初の番組なんです。僕は一問一答が耐えられなかったので、その問題が分からない人が他の問題を見れる番組が出来ないかと思って。常にそんなことを考えてたりします」
東田「なるほど!すごく勉強になりました!」
鈴木「今、東田さんのパズル教室が気になっている方いると思うんですけど、東田式パズル教室は子供が行く教室ですか?」
東田「教室に来られているのは主に小中学生ですけど、京都新聞さんの文化センターで大人向けの講座も開いてます」
鈴木「東田式パズル教室は東京に作らないんですか?」
東田「作りたいんですよ! これ悩みなんですけど、パズル教室ってパズルを教えられる人じゃないといけないじゃないですか? そうなると人材がなかなかいないんですよ!」
鈴木「いや、これは認知度の問題だと思います! リアル脱出ゲームの『SCRAP』っていう会社は社員100人くらいいますけど、謎解きが好きな人ばっかり集まってるんです。東田さんもメディアに出ると、“僕もパズルが好きで……”っていう人が来ますよ! 好きなものでご飯食べたい人は絶対いますから! パズル人口ってすごいですから!」
坂口「“パズル教室に通いたい!”っていう人はもちろん、“自分もパズル教室やってみたい!”という方は、『京大東田式パズル教室』『株式会社東田式パズル研究社』で検索してみてください!」
東田「ぜひご連絡ください!」
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