中国・習近平国家主席 アメリカ・超党派上院議員団と会談 中米関係がもたらす日本への影響

中国・習近平国家主席 アメリカ・超党派上院議員団と会談 中米関係がもたらす日本への影響

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10月10日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、習近平と超党派上院議員団の会談ついて意見を交わした。

米中の貿易摩擦の緩和につながったら日本にとってはあまり良くない……

中国の習近平国家主席は9日、北京の人民大会堂で、中国を訪問中の米上院民主党トップのシューマー院内総務率いる超党派上院議員団と会談した。

中国外務省の発表によると、習氏は「中米関係は世界で最も重要な2国間関係だ。両国がどう付き合うかが、人類の未来と命運を決める」と述べ、関係安定化の重要性を強調した。

習氏は「中国は常に、両国共通の利益は相違点をはるかに上回り、それぞれの成功は相手への挑戦ではなく機会だと考えてきた」と語り掛け、経済や気候変動、国際・地域の問題における協力強化に意欲を示した。

「“競争と対立は時代の潮流にそぐわない”と述べているわけですが、この発言から田中さんは何を読み取りますか?」(寺島アナ)

「なんで超党派上院議員らと会ったのか? そこら辺がくせ者といいますか、中国は“ここで経済をどうにかしたい”、バイデン政権は“中国に対して一部はリスクがある”。両国で上手く制御したうえで、経済関係を再開しようと言ってたわけじゃないですか? その路線に、習近平政権の方も乗っている感じですね。今の中国の経済状況が非常に悪いのは、国際的に見ても分かってますから」(田中氏)

「一時の強気から少し変化してますよね。国内経済の状況なんでしょうね」(寺島アナ)

「超党派上院議員団と会ったからって、そんなもので中国の経済危機が解消するとは思えないですけどね。ただ、バイデン政権の政策方針に影響を与えトランプ政権から続いてる米中の貿易摩擦の緩和につながるとしたら、中国の思い通りになって日本にとってはあまり良くない気がしますね」(田中氏)

「日本を飛び越えて、中国とアメリカが手を組むことになったら……」(寺島アナ)

「日本の、中国に依存する経済体制の見直しを無にすることになると、どうなのかな?と思います」(田中氏)


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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