【出雲駅伝】「狙って優勝できるチームに」 創価大学・榎木和貴監督レース後インタビュー
スピードの“出雲”、伊勢路を舞台に大学日本一を決める“全日本”、そしてクライマックスの“箱根”。文化放送では、今年も「学生三大駅伝」を全て実況生中継!
駒澤大学の2連覇、5度目の優勝で幕を閉じた第35回出雲駅伝。レース後の選手、監督のインタビューをお届けします。
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出雲駅伝でチームとして過去最高の2位をつかみとった創価大学・榎木和貴監督に、見据える先について訊きました。
━━このあとの全日本に向けて、今回出た課題等はありますか?
「駒澤さんの強さというものが光っていたので、独壇場にさせずに、一度は先頭に出るくらいの戦い方を全日本ではしたいと思っています。チーム目標もあくまでも3位以上というところに置いているんですけれど、チャンスがあれば優勝を狙えるような戦い方をしていきたい。また距離が長くなってきますし、我々にとっては得意な分野に入ってくるので、自分たちの強みを生かした走りをしたいと思います」
━━5区区間賞の吉田響(3年)の走りはどう受け止めましたか?
「今回の出雲駅伝は彼自身が5区にこだわって、例年向かい風とか暑さとかあるなかで、タフな条件でしっかりと戦える区間を走りたいとのことでしたので、その思いに応える形で5区の起用をしました。そこにしっかりと応える走りをしてくれて、駒澤さんを抑えての区間賞というのは、彼自身編入してきて初めての駅伝だったんですけど、しっかりといいデビュー戦を飾ってくれたかなと思います」
━━6区の吉田凌(3年)はどうでしたか?
「5区、6区に関しましては3年生、来年もまだもう1回チャンスがありますので、来年はこの吉田凌と吉田響、両吉田がチームの主軸になってくると思います。来年は優勝を狙って優勝をできるような、そういったチーム作りをしていくなかで、吉田凌の走りも単独走ではありましたけれど、大きく崩れることなくしっかりとまとめる走りが出来ています。しっかりと全日本、箱根に繋がるような走りになったかなというふうに思います」
━━箱根に向けて繋げて行く部分というのはこの後どうお考えですか?
「元々うちのチームはハーフマラソンとか長い距離を得意な選手が多いので、そういったチームの得意分野というところをしっかりと生かしながら、また箱根駅伝は特殊な区間が多いですから、そういった特殊区間への対応力というのもチームとして強化していきたいなと思っています」
━━そういった意味でも「タフな条件が得意で5区」と言った吉田響選手は東海大学時代に5区で実績もある選手ですが、その辺は強化されるポイントということでチームとしても武器になるのではないかと思いますが。
「そうですね。夏の合宿でも上り走では桁違いの強さを見せてくれていましたので、本人が『山の神を目指す』という以上はそこにチャレンジさせたいなという思いもあります。そこをやっぱり万全な状態で迎えられるように準備していきたいと思っています」
◆文化放送スポーツスペシャル 第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継◆
2023年10月9日(月・スポーツの日) 13:00~15:30
解説:上野裕一郎(立教大学陸上競技部男子駅伝監督)
実況:斉藤一美アナウンサー(文化放送)
◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134 radiko インターネットラジオ
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この記事の番組情報
『オレは摂取す』Presents 第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継
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