今の日本の政権は、はっきり言えばアメリカのATMみたいなもの
10月6日の大竹まことゴールデンラジオは、「トマホーク取得、1年前倒し 日米防衛相、2025年度からで一致」について取り上げ、青木がコメントした。
朝日新聞によると、訪米中の木原稔防衛相は4日午後、オースティン米国防長官と国防総省で会談し、米国の巡航ミサイル「トマホーク」の取得を当初計画から1年前倒しし、2025年度からとすることで一致した。一部を最新型から1世代旧型へと変更することになるが、敵基地攻撃能力の早期導入を図る姿勢を示す必要があると判断した。
政府は昨年12月改定の安全保障関連3文書に敵基地攻撃能力の保有を新たに盛り込み、トマホークを国産の長射程ミサイルの実戦配備までの「つなぎ」の防衛装備品として位置づけている。政府はトマホークの最新型「ブロック5」を26~27年度に最大400発調達する計画を立て、23年度当初予算に購入経費2113億円を計上。しかし、1世代前の旧型である「ブロック4」に変更すれば取得時期を早められると判断し、およそ半分の最大200発をブロック4に置き換え、25年度から調達する方針を決めた。今後、米政府が売却の議会承認をとり、正式に取得が決まる。
これを受けて、青木は次のようにコメントした。
青木「トマホークの調達の前倒しは予算でというと、2000億円をかけるわけです。で、トマホークを入れて、日本は敵地攻撃能力を持つんだけど、今の日本の衛星だったりとかの能力だと敵基地がどこにあるのかわからないわけですよ。そうするとほぼアメリカが運用する。これまではアメリカが矛の役割で日本は盾の役割だったのが、日本も一部矛を持つって話なんだけど、事実上アメリカの判断の下に運用されるということは、アメリカのパシリとしてこのトマホークを持つってことになるわけです。」
大竹「それが1年型落ちってことですか?」
青木「1年型落ち。古いのを買ってくれる。それからもう一個。イージス・アショアってあったでしょ。陸上に置くイージスシステムっていう。あれ結局トランプ大統領のご機嫌取りのために安倍さんが買いに行って買っちゃったんだけど、自衛隊はあまり欲しくなかったんですよ。一基1200億って言われててこんなの高すぎるじゃないかとか、あと設置場所の問題なんかで河野太郎防衛大臣が撤回しちゃった。それを今度買っちゃったからって言って、今イージスを乗せる船を作ってる。この船が2隻で8000億円。みんなとは言えないけど、基本的にはアメリカのため、あるいはアメリカの軍事負担を日本があるいは自衛隊が二軍として負担しますみたいな構図になっていることを考えると、全体状況として見ればもちろん日米の同盟ってのは安全保障上大切なんだけど、はっきり言えばアメリカのATMあるいはアメリカの二軍みたいなものに兆単位のお金をバンバン注いされているのが今の日本の政権ということです」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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