気になるラグビーワールドカップ。今後の展望をレジェンド大畑大介に聞いた!
9月28日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、元ラグビー日本代表の大畑大介さんがご来店! 最初のコーナー「今日のA定食」では、ラグビーワールドカップ・フランス大会の1次リーグで1勝1敗としている日本代表。開催国フランスでの盛り上がりや、29日に行われる第3戦のサモア戦に向けた展望などをレジェンド・大畑さんに伺った。
野村邦丸アナ「前回日本で行われたラグビーワールドカップは本当に盛り上がりました。今回のフランス大会、特徴って何かあるんですか?」
大畑大介「ヨーロッパで行われる大会でもありますんで、すごく盛り上がってますよ。実際ラグビーワールドカップは1987年に第1回大会があったんですけど、その時はまだまだアマチュアの競技っていうとこだったんです。99年からは多くの国がプロ化して、2007年がフランス大会だったんですけど、ここで一気にイベントといいますかね、ラグビーの世界大会がどーんと跳ねたっていうような状況がありましたんで、今回のフランス大会もスポーツイベントとして大きくなっていくんじゃないかなっていうのはありますよね」
邦丸「素人の質問ですけど、フランスといえばサッカーのイメージがあったんですが、『いやいやいや、ラグビー盛んだよ!』ってことですか?」
大畑「地理的な面でいいますと、フランスの場合は北側が結構サッカーが盛んなんですよ。で、南仏側がラグビーが盛んというところで、うまくバランスがとれてると言うか。フランス国内でも至るところに各チームのオフィシャルショップがあったりするし、世界各国のトップ選手がフランスのリーグでプレーをしたりということで、結構フランスでは盛り上がってます。そして何よりも2023年はフランスでやるって決まってから、若い選手含めて強化育成っていうことが実ってまして、今現在非常にフランスのチームは状態がいいんですよ。そして自国で開催、自分たちのチームが調子がいいっていうのは、やはり盛り上がる要素のひとつですね」
邦丸「凄いですね!」
大畑「そして開幕戦が、フランス対ニュージーランド、オールブラックスですよ! 皆さんね、ラグビーといえばニュージーランドのオールブラックスと言われることが多いので、『ニュージーランド勝つでしょ?』というのが大方の予想であったんですけど、本当にフランスは自分たちのやるべきことをしっかり出来てるチームで、実際に勝ち切りましたんで、フランスは今国内でもワールドカップは非常に盛り上がってますね」
では日本がどこまで進めるのかが気になるところだが……。
邦丸「一次リーグを日本が抜け出るかどうかは、明日の朝4時からのサモア戦次第と」
大畑「そうですね。でも正直、最後までわかんないです」
邦丸「えっ!? 終わってみないと?」
大畑「はい。最後の最後の試合が終わるまでわかんないですね、グループ戦の中で。日本がサモアに勝ったということになると王手になるので、最終戦のアルゼンチン戦ということになるんですけど、負けても状況によっては2勝2敗が並んで、ポイントって言うのも含めて考えられるので、本当に最後の最後までわかんないです。かなりの混戦です、今回は」
邦丸「うわ~っ! これ、胃が痛くなるような展開になっていると」
大畑「いやもうファンとしたら最高に面白いですよね! 関係者しては凄い、ねえ、『いやぁ~ちょっと!』ってなりますけど(笑)」
邦丸「前回大会に比べて、警戒レベルがグッと上がって、日本もすごく分析するじゃないですか、相手チームを。ところが今回イングランド戦を見てると、イングランドがものすごい日本を分析してるような気が、俺はしたんです、素人目で見て。それは、どうですか?」
大畑「もう間違いなく分析してました! 当然やはりDグループの中で一番勢いに乗せたら怖いのが日本ということがありましたんで、そういった部分では、本当に誰がどういったプレーをするのかってところまで細かく分析されてましたんで、80分通してイングランドが日本に勝つためのゲームをしっかりやってきたなっていう感じですね」
大畑さんの詳しい分析は、この後のコーナー「こだわり定食」でも続いた。気になる人はぜひ、radikoのタイムフリー機能でご確認ください!
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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