混戦を抜け出すパ・リーグのキーマンは? 岩本勉がライオンズ高橋光成、マリーンズ佐々木朗希それぞれの成長と期待を語る

混戦を抜け出すパ・リーグのキーマンは? 岩本勉がライオンズ高橋光成、マリーンズ佐々木朗希それぞれの成長と期待を語る

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5月6日の放送では(5日終了時点)5.5ゲーム差に6球団がひしめく
混戦パ・リーグの戦いをファイターズの元エース「ガンちゃん」岩本勉が解説。
ライオンズ投手陣の中で、好調の高橋光成投手、不調の増田達至投手の投球や
マリーンズ2年目の注目右腕、佐々木朗希投手のファームでの活躍を分析しました。

目次

  1. ライオンズ 崩れた必勝リレー、高橋光成の成長
  2. 待望の1軍初昇格間近、佐々木朗希に今必要なもの
  3. 2000年の岩本勉 5戦目のシーズン初勝利
  4. この記事の番組情報

ライオンズ 崩れた必勝リレー、高橋光成の成長

埼玉西武ライオンズは今月1日の日本ハム戦で9回に4点を失い
逆転サヨナラ負けを喫した抑えの守護神・増田達至の出場選手登録を抹消(4日)。

放送前日の5月5日は、平良海馬が8回途中から登板し
回をまたいで9回も抑え今季初セーブ。

ガンちゃん増田が1軍復帰の際に、
配置転換となる可能性を指摘しました。

終盤、ギャレット、平良、増田と継投するのが西武の必勝リレーですが、
最速160キロ超えのギャレット、平良の後に投げる
増田の球速は150キロ台。

「3人がよく似たタイプのピッチャーで
 増田がちょっとスピードが落ちるやんか。
 だから投げにくかったと思うよ」(岩本)


増田が今後も守護神として君臨するには
コントロールや変化球の切れが
ほかの二人を上回ることが必要と分析しました。

翌日7日以降、9回に登板する投手が気になる山田弥希寿アナ

先発陣では
ここまで6戦4勝無敗の高橋光成の成長の一因として
ストレートに強弱をつけられる点を指摘しました。

147~8キロのストレートのほかに、
140キロを切る直球をコーナーに投げこむと
打者はタイミングを合わせるのが困難。

ガンちゃん自身も現役時代、勝ち星を重ねられるようになった頃に
ストレートの強弱がつけられたそうです。

「自分で操ってるんじゃなくて、自然とできててん。
 試合の流れで『ここは 力 入れるところと違う』
 スピンの効いたキレのいい球をチュンっ!って投げたら
 構え遅れで打ってけえへん」(岩本)

待望の1軍初昇格間近、佐々木朗希に今必要なもの

プロ2年目・佐々木朗希(ロッテ)がイースタン・リーグで絶好調!
今シーズンはプロ入り後初めて対外試合に臨み、
ファームでここまで4試合に登板し合計14回を投げて
自責点1、防御率 0.64

井口監督は今月中の1軍昇格を示唆し
ガンちゃん「申し分ない」と絶賛。

一方で、佐々木朗希には夏場に向けて
暑さが増す2軍のデーゲームで汗を流し、
完投する体力をつけてほしいとも期待。

「スタミナがないと
 頑張って腕だけで投げようとして、ケガすんねんな」(岩本)


「ガンちゃんがもし指導者だったら
 スタミナ重視ということですね」(山田)


「そう。(若手の頃)1軍で投げてる時に
 体力がなかったのが一番恥ずかしかった。
 体力があったら、どないかなんねん」(岩本)

2000年の岩本勉 5戦目のシーズン初勝利

番組オープニングでは今から21年前を振り返りました。

2000年5月6日は当時、日本ハムのエースとして3年連続で開幕投手を務めた
岩本 勉投手がシーズン5試合目の先発登板で
ようやくシーズン1勝目を掴んだ日。

4月は、降板後の逆転負けや、
打線の援護に恵まれない試合もあり4戦0勝に終わりました。

今年、ファイターズ・伊藤大海投手が
開幕から好投を続けながら勝ち星がつかず
5戦目でプロ初勝利を記録しましたが、
同様の経験をしたガンちゃんには
勝ち星に恵まれないピッチャーの気持ちがよくわかります。

「ああいう(勝ちに恵まれない)経験も
 自分の財産になってる」(岩本)

この週は3日(月)に野球中継をお送りしたため木曜日にオンエア。
ガンちゃんは電話出演となりました。

※本文中、現役選手は敬称略

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