茂原市 約1,300棟の浸水被害…現地では? 

茂原市 約1,300棟の浸水被害…現地では? 

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。


9月8日に台風13号の影響で線状降水帯が発生、広く浸水被害に見舞われた千葉県茂原市。
12時間に371.5ミリという、9月の平年1か月分の約1.5倍という観測史上最多の大雨が観測されました。
茂原市によりますと、17日現在で床上712棟、床下585棟の浸水被害が確認されています。

発災3日後の11日に取材に行かせていただくと…
浸水した八千代中央通り付近の家の前には、濡れて使えなくなった家具や家電が出されていました
防災無線でも「災害廃棄物は分別し通行の支障にならないように家の前に出してください」と呼びかけられていました。



氾濫した一宮川(いちのみやがわ)には土嚢が置かれ、冠水した道路には土も残っていて、時折風で巻き上げられていました。



一宮川が氾濫する前に、内水氾濫で道路は冠水していたそうです。
1トンの土嚢を八千代地区から大芝地区まで設置してあったものの欠落している部分があり、そこから水が流れ出し、八千代地区が被害を受けたのではないかということです。
住民の皆さんからは「床上1m20cm。洪水は5回目。川をなんとかしてほしいこれから罹災証明書や保険の申請書類を書かなくてはならないが、浸水の深さをきちんと認めてくれるか…早く調査に来てほしい
4年前の洪水のあと、出ていく店もあったので寂しくなった。またそうならないか心配
割烹料理店では「椅子も冷蔵庫もすべて全滅。4年前の洪水のあとコロナ、なんとか頑張ってようやくコロナ解除になって数カ月でこれ…心が折れますよね
といった声が聞かれました。
厳しい暑さの中での復旧作業…
災害ボランティア活動も行われています。
被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。

17日放送の「防災アワー
国際災害レスキューナースの辻直美さんに「心地よい避難生活をするために、何をやっておくべきか」を教えていただきました

一番重要な「排泄」の準備の他、「睡眠」「食欲」「清潔」のカスタマイズの方法をお話しいただきました・
聞き逃したという方はradikoでぜひお聞きください。

気象予報士 防災士 気象庁担当記者 伊藤佳子



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