マーケティングで重要視しているのは“憑依”すること?
9月11日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、ファストドクター株式会社マーケティング部本部長の小出紘大氏を迎え、ファストドクターの取り組みや小出氏がマーケティングで大事にしていることについて語っていただいた。
ファストドクターは、全国の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)を提供している。例えば、往診事業では、医師が自宅に来て診察し、薬もその場で渡してもらえるという。サービスを聞いて、文化放送・甲斐彩加アナは「祖母が病院に行く時、母が車で連れていくが、このサービスがあったらすごくありがたい」とコメントした。
そのファストドクターの小出氏がマーケティング戦略で大事にしているのが、社内のスローガンにもなっている「憑依、憑依、憑依」だ。「ユーザー視点に立つとか、ユーザーの気持ちになるのではなく憑依する。それぐらいの気持ちで、ユーザー視点で考えて判断することを大事にしている」と語った。
パーソナリティのノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏は「確かに、自分でサービスを提供すると慣れてしまう。感度が鈍くなる」と共感し、「では、憑依するためにどんな努力をしているか?」と質問した。これに小出氏は「患者さんの声に耳を傾けたり、患者さんの表情を見たり、往診に同行することで、理解しようとしている」と答えると、田部氏は「ユーザーの声を聞き続けたり、
「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は毎週月曜19時30分~20時まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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