「障害者雇用ビジネスがはらむ問題とは?」②

「障害者雇用ビジネスがはらむ問題とは?」②
番組担当の塚本です。9月10日(木)の「こぼれ話」で、「障害者雇用ビジネスがはらむ問題とは?」というテーマを取り上げました。9日(水)放送の文化放送の「武田砂鉄ラジオマガジン」の番組内で、コメンテーターの勅使河原真衣さんが、「勅使河原真衣の今日もマイペースで」というコーナーで指摘していた「障害者雇用ビジネスの問題点」に関する話しを紹介する形でまとめさせて頂きました。勅使河原さんも触れていましたが、この問題は8月31日に開催された厚生労働省の第141回労働政策審議会障害者雇用分科会で議論になっていましたが、この会議には視覚障害者の立場から日本視覚障害者団体連合の田中伸明副会長が出席しています。その会議での田中副会長の発言内容が、日本視覚障害者団体連合のウエブサイトに掲載されていますので、その内容を紹介します。
先ず、障害者雇用ビジネスとは何かについて簡単におさらいしておきますと、障害者雇用ビジネスは、サービスを提供する事業者に対して、障害者と雇用を結ぶ企業が障害者の雇用管理を委託するものです。この問題については昨年度から厚生労働省の研究会においても、本来の雇い主である利用企業が障害者への理解が乏しいままとなり、共に働くインクルーシブの理念、及び障害者の能力発揮・キャリア形成の観点から課題が指摘され、障害者雇用ビジネスが順守すべきガイドライン作成を検討すべきことなどが検討されていました。
8月31日の審議会に参加した視覚障害者団体連合の田中副会長は、「障害者から合理的配慮の提供の求めがあった場合は、障害者・雇用ビジネス事業者・利用企業の三者で充分にコミュニケーションをとったうえで、合理的配慮を提供すべきことをガイドラインに盛り込んで欲しい」などの意見を述べたとされています。障害者雇用ビジネスを利用する企業に対して、強い当事者意識を持つよう求めたものと言えます。
この問題を番組で提起した勅使河原真衣さんは、毎週水曜日の朝8時から10時まで、文化放送の「武田砂鉄ラジオマガジン」に出演されていますので、是非お聞きいただければ幸いです。