【番組概要】Vol.1
『知っていますか?ロービジョン~0と1の間』は、2022年9月19日(月・祝)午前10時00分より放送されました。
当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。
パーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えました。
「見える」と「見えない」の間にいるロービジョンの世界を少しでも理解してもらうため、当事者や専門家の話を交えお送りします。
あなたの周りに…
足元のゴミ箱に何度も躓く人はいませんか。
手を上げて微笑みかけたのに、
黙って通り過ぎていく人はいませんか。
焼肉を食べるとき、自分の目の肉を取ればいいのに、
網の上で箸やトングをフラフラさせている人はいませんか。
あなたの周りに、いませんか?
あなたの周りのその人は、「ロービジョン」かもしれません。
<番組内容>
・ロービジョンってなに?
・番組ディレクターが「ロービジョン」を取り上げようと思った訳
・取材①
・クイズ!「一緒に食事をする時にしてくれたら嬉しいこと」
・取材②
・取材③
・ディレクターの「ロービジョン7つ道具」
・取材④
・取材⑤
・困っている人を見かけたら、どんなサポートができる?
・「ロービジョンだと説明しなくても判るマーク」ってどう?
・「白杖を使っている=全盲」ではない
・「0と1の間」に様々なことがあるということ
<取材先一覧>
※以下「」に入っている黄色の文字は、クリックして取材先のウェブサイトに移動することができます。
①ロービジョンの方々が集まるフットサルチーム「CLUB VALER TOKYO」
それぞれ異なる「見えづらさ」がある選手の方々に、どのように見えているのかや、日常生活についてインタビューしました。
ロービジョン者同士で話してみると、友人や同僚と食事をするとき等、日常で不便に感じている事がどんどん挙がり、その声を紹介しています。
②「国立障害者リハビリテーションセンター病院」清水朋美先生
長年ロービジョンの患者を診ている、国立障害者リハビリテーションセンター病院の清水朋美先生に、「フットサルまで行き着けない人」についてお話を伺いました。
仕事を継続したい方には、「絶対に辞めないで、その前に病院に来てくださいとお伝えしている」とのお話もありました。
③障害者雇用のコンサルティング会社「ユニバーサルスタイル」の代表・初瀬勇輔さん
初瀬さんの大学時代の就職活動の経験から、障害者の就職や転職を助ける「ユニバーサルスタイル」を起業したきっかけについて伺っています。
また、採用する企業の側で、視覚障害に特化した新しい仕事の仕方をつくっていくような最近の傾向もお聞きしています。
④自分の目では見えないところを携帯電話が代わりに見てくれるサービス「アイコサポート」
「アイコサポート」は地図に代わる新たなナビゲーションサービスで、専門のオペレーターが、視覚情報を伝えるサービス。
位置情報と映像を遠隔にいるオペレーターが確認し、案内してくれるものです。
「アイコサポート」が実際にどんな場面で利用されているのか等も紹介しています。
⑤「日本科学未来館」が開発した視覚障碍者のためのナビゲーションシステム「AIスーツケース」
視覚障害を持った研究者である日本科学未来館・館長の浅川智恵子さんが、指揮をとり開発したナビゲーションシステム「AIスーツケース」。
行き先のインプットにより、視覚障害者をスーツケース型のロボットが目的地まで案内してくれる画期的なシステムです。
日本科学未来館の副館長の高木啓伸さんには、今後屋外を自由に行き来できるようになる為の、越えなければならない壁についても伺っています。
※2022年9月19日(月・祝)放送の当番組第一弾『知っていますか?ロービジョン~0と1の間』は、「当サイト内」、または「文化放送 PodcastQR 」で聴くことができます!