『STOP!若者の消費者トラブル ラジオCMコピーアワード』最終審査会の模様を『レコメン!』にてオンエア
文化放送が東京都とタイアップして開催したCMコピー公募企画『STOP!若者の消費者トラブル ラジオCMコピーアワード』の最終審査が文化放送メディアプラスホールにて行われ、入賞作品が決定しました。その模様を、12月30日(水)の『レコメン!』(月-木曜22時00分~)にて放送しました。
東京都では、成年年齢引下げにより増加のおそれがある若者の消費者トラブルを防止するため、文化放送とタイアップして若者参加型の啓発事業を実施しています。今回の『STOP!若者の消費者トラブル ラジオCMコピーアワード』はその一環として実施されたラジオCMコピーの公募企画です。12月6日(日)に開催された最終審査会には、「消費者トラブルを防ぐための『記憶に残るコピー』(20秒のラジオCM用)」として応募された674作品の中から予備選考で選ばれた10作品がノミネートされました。
最終審査会では、中島信也さん(CMディレクター)、ヒャダインさん(音楽クリエイター)、オテンキのりさん(お笑い芸人)、赤羽根健治さん(声優)、高野麻里佳さん(声優)の5名が審査員を担当しました。
審査の結果、入賞作品に選ばれたのは、島村峻成さん、沖田ミツヲさん、森田直也さんの3名の作品。島村さんは「紹介料を餌に知人・友人を勧誘させるマルチ商法」、沖田さんは「若者の夢につけこむ男」、森田さんは「”大人の世界”を誘い文句に契約を急がせる男」を題材とした作品で高評価を獲得しました。※記事下部参考
総評として、中島信也さんは「3名の皆さん、おめでとうございます。残念ながら選ばれなかった残りの7名の皆さんも、すごく僅差でした。本当に1点、2点差の惜しいところだったので、自信をもってもらえたら。何しろ全部の中でのベスト10に入っているわけですから、誇りに思っていただきたいなと思います」とコメントしました。また、ヒャダインさんは「ラジオCMは他のCMと比べて特殊で、耳でしか聴けない、視覚で見られないのというのが大きくて、説明しなきゃいけないんだけど、説明が多ければくどくなる。すごくデリケートなメディアだと思うんですが、受賞された皆さんの作品はそのへんがすごくいい塩梅で作られていたのが印象的でした」と評価しました。
最後に、オテンキのりさんは全体を振り返って、「勉強させてもらうことだらけでした。なんとなく大人になってしまったので、今まで詐欺の被害に遭ってないのは、たまたま運が良かっただけなんだなと。これからは実力をつけていきたいですね。体はたるんでいるんですけど、引き締めるところは引き締めていかなきゃいけないなと感じました(笑)」と明るく締めくくりました。
コンテスト概要
■タイトル
『STOP!若者の消費者トラブル ラジオCMコピーアワード』
■募集作品
消費者トラブルを防ぐための「記憶に残るコピー」(20秒のラジオCM用)
■賞品
入賞者に図書カード5万円分を贈呈。
■入賞特典
入賞者は「1日ディレクター」としてCM制作に参加。入賞作を元に作成した動画を都営ビジョンやSNSで放映。
■審査会日時
2020年12月6日(日)午後4時30分 ~
■会場
文化放送メディアプラスホール
■審査員
中島信也(CMディレクター)、ヒャダイン(音楽クリエイター)、オテンキのり(お笑い芸人)、赤羽根健治(声優)、高野麻里佳(声優)
■司会
オテンキのり、松井佐祐里(文化放送アナウンサー)
■放送日時
2020年12月30日(水)午後11時頃~(『レコメン!』内にて放送)
■Webサイト
https://joqr.co.jp/cmaward/
参考・入賞作品
島村峻成さんの作品
男:一、二、三、四、五……
女:ねえねえ~何数えてるの?
男:あー、友達の連絡先。いくつあったかなって(笑)
女:あーそうなんだ。
男:五、十、十五、二十、二十五…
女:今度は何数えてんの?
男:あー、なんかこのサプリを友達に紹介すると
ひとりにつき5万円貰えるんだって(笑)。いくらになるかなあ~!
女:あっ、それって……
NA:それマルチ商法かも。あっと思ったらまず相談。東京都消費生活総合センターです。
島村峻成さんコメント
「自分が今17歳で、成年年齢引き下げに関係が深いと思ったので、こういうトラブルについてまだ分かっていない人にも分かりやすいように考えました。あと『レコメン!』などのラジオを聴いてメールを送るようになってから、文章の書き方を掴めるようになったような気がします」
沖田ミツヲさんの作品
~喫茶店内にて、何かを食べながら話す男~
胡散臭い男:やっぱさぁ『夢』を叶えるにはお金が必要じゃん? ほら、『夢』もってる人でもさ、お金が無くて諦めちゃうみたいなパターンが多いわけ。でさ、君も『夢』叶えたいわけじゃん? 毎日バイトしながら、空いてる時間で『夢』の為に努力して……って効率悪いじゃん? 俺はね、君の『夢』を叶える為のお手伝いをしたくてこのビジネスを……
NA:その夢を食べられてしまう前に。まずはご相談ください。
東京都消費生活総合センターです。
沖田ミツヲさんコメント
「僕自身が劇団の座長をやっておりまして、役者さんの友人や後輩といった表現者の間でも『夢を食い物にされる』というフレーズを聞くことが結構ありましたので、そこを今回はストーリー仕立てで表現してみました」
森田直也さんの作品
男:じゃあここにハンコ押して。え? 初めての契約だからちゃんと読むって? あのね、それは高校生まで。大人の世界ではこういうのはさっさとハンコ押すの。そうそう。その調子。これで君も俺らの”仲間”だぜ
NA:契約は慎重に。東京都消費生活総合センター
森田直也さんコメント
「下調べをしたうえで、騙す側の立場に立って『こうしたら騙せるかな』ということを考え、(若者の)背伸びしたい気持ちを逆手に取る人の気持ちを考えながら書きました」
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この記事の番組情報
レコメン!
月曜〜木曜 22:00〜25:00
月曜日は駒木根葵汰、火曜日はハナコ・秋山寛貴、水曜日は矢吹奈子、木曜日はM!LKのリーダー・吉田仁人が担当! Z世代の「好き」にもっと寄り添い、「好き」を拡げ…