MC :さあ、今週のサイコーもですね、
えーエコパブリッシングの眞淳平さんです。よろしくお願いします。
ゲスト:よろしくお願いします。
MC :えー眞さん。えー「21世紀はどんな世界になるのか」という本を、
えー岩波ジュニア新書から出していらっしゃるんですけれど、今世紀ですね、
今世紀世界どう変わるのか?科学的な観点から先週も伺いました。
で、まっ車が自動運転になるという、ね、近い将来
ゲスト:はい。
MC :これもう、そうかーと思いながら先週聞いていましたけれどね、
気になるのは、あと医療ですね!
ゲスト:そうなんですね、
MC :あのー、人間の寿命がどんどんどんどん長くなって、
最近ではもう90歳ってのが普通になってきていると
ゲスト:そうですね、はい。はい。
MC :いう時代だと言われていますけれど、
今年はね、あのIPS細胞っていうのからSTAP細胞ってのが世の中賑わして、
ゲスト:ええ。
MC :でもちょっとこう、流れが変わって
ゲスト:はい。
MC :やっぱり改めて、このIPS細胞
ゲスト:はい。
MC :山中教授の、ここに人間ってやっぱり可能性を求めてしまうと思うんですけれど、
ゲスト:はい。
MC :改めてこのIPS細胞、今世紀中実用化されますよね?
ゲスト:そうですね、あのIPS細胞っていうのはですね、
MC :はい。
ゲスト:えーまあ皆さんご存知の人も多いと思うんですけども、非常に簡単に作れるんですね。
MC :うーん。
ゲスト:えーお尻とかですね、まあ腕とかにですね、数センチぐらいのですね、
えー大きさで、その組織細胞というのをまあちょっと取る訳なんですけども、
MC :はい。
ゲスト:まぁ皮膚をちょっと取ったりする様な感じなんですけど、
MC :はい。
ゲスト:そこに幾つかのその遺伝子っていうのがですね、えーそういうのがあるんですね、
で、それをあのー、それを入れると、出来る特殊な細胞なんですね。
MC :はい。
ゲスト:で、体のいろんな細胞になる事が出来るので、
万能細胞っていう風に言われているんですね。
MC :はい。
ゲスト:まあ、これまでは、あの人間の体っていうのは、細胞分裂というのが起こると、
いろんなその体の細胞になっていくんですね、
心臓のその心筋とかですね、心筋細胞とか、
MC :はい。
ゲスト:神経を作る神経幹細胞、神経細胞とかですね、なっていく訳なんですけども、
それに一旦なっちゃうと、他の細胞にはもうなれなく、
なれないっていう風に言われていたんですね、
MC :はい。
ゲスト:ところが、山中教授が発見した方法というのは、
幾つかの遺伝子を体のその体のお尻とかですね、
腕とか何処でもいいんですけども、取ったその細胞に入れるとですね、
IPS細胞という風になって、そこからいろんな細胞になる事が出来る
MC :はい。
ゲスト:という事が分かったんですね。これ非常にあのー大きな発見で、
MC :はい。
ゲスト:簡単に出来るっていう事が一つと。
それからあの1回そのIPS細胞になったものっていうのはですね、
いろんな細胞になる事が出来て、どんどんその細胞分裂を起こしてきて
MC :はい。
ゲスト:増えていく事が出来るんですね。
MC :うんうんうん。
ゲスト:ですから、これからのその医療で物凄く使う用途がですね、沢山あるので、
MC :うんうん。
ゲスト:これからどんどんその研究が発展していくっていう風に考えられます。
MC :うん。まあ、目とか心臓とかね、
ゲスト:ええ。そうです、そうです。
MC :その辺りが強化されると、もっともっと人生長く楽しめるというかね、
ゲスト:そうですね、
MC :そういう可能性がありますけどね、
ゲスト:あのー、心臓とかですね、目の研究っていうのは、
今どんどん進んでいて目の角膜とかですね、
MC :はい。
ゲスト:網膜のIPS細胞から作ったり、
MC :はい。
ゲスト:それからその心臓のそのまぁ鼓動、拍動ですね、
そのドキドキを僕らはその心筋細胞とかを作ろうっていう、
その研究をどんどん進んでいるんですね。
MC :うーん。
ゲスト:で例えばその、角膜なんかですと、この夏からですね、日本でも目の難病にかかった
MC :はい。
ゲスト:人にですね、体の細胞から作ったIPS細胞を元に網膜の細胞を作り出してその人に、
目に移植しようという研究、そのまあ臨床研究っていう
MC :ええ。
ゲスト:その実用化される一歩手前の研究なんですけども、
それが始まろうとしているんですね。
MC :あっもう今年からスタート?
ゲスト:そうです、そうです。
MC :その近い将来、IPS細胞というものによって人間の体のまあ、
延命というか、若返りというか、
ゲスト:ええ。
MC :再生は早い段階で、そうなってきますかね?
ゲスト:そうですね、あのー、今世紀の半ばぐらいには、ひょっとすると、
MC :ええ。
ゲスト:あのー臓器を作り出して
MC :ええ。
ゲスト:えーまあIPS細胞経由の、由来の
MC :はい。
ゲスト:臓器を作り出してそれを移植するっていうことは、
行える可能性は非常にあるんじゃないか
MC :そうか。
ゲスト:と思いますね。
MC :今世紀の半ば、2050年ぐらい?
ゲスト:ええ。
MC :あと三十数年。よし、ギリギリ間に合います、僕は。
ゲスト:そうですね。
MC :あっはっはっはっはっ。
ゲスト:そうですね。あの特に心臓なんですけども、
MC :ええ。
ゲスト:私が面白いなと思うのは、その心臓っていうのは、
その面白い形をしていていますけども、
MC :はい。
ゲスト:実際にその心臓代りになる、人工臓器を作る時にはですね、
ポンプみたいなものでいいらしいんですね!
MC :あっえっ?所謂あの心臓全としたものじゃなくて?
ゲスト:じゃなくて、いいんです。
MC :ポンプみたいな、
ゲスト:ええええ。
MC :機械的なものでも、
ゲスト:非常に単純なものでもなるらしいですね。
MC :心臓になるってことですか?
ゲスト:そうですそうです。で、あの心臓っていうのは、
要するに、あのー体を・・・の血液を
MC :はい。
ゲスト:どんどん循環させるポンプの役割を果たしているんで、
MC :はい。
ゲスト:そんなに複雑な形である必要がないんですね。
MC :へぇー。
ゲスト:で、人間の形の心臓ってあれだけ複雑だっていうのは、
MC :ええ。
ゲスト:まぁ言ってみれば、その進化の中でその成功や失敗をしながらですね、
MC :うん。うん。
ゲスト:あーいう形になって・・たまたまなっているだけであって、
MC :へぇー。
ゲスト:ほんとはポンプみたいなものでいいんですね。
MC :あっ実はシンプルな
ゲスト:シンプルなものでいいんです。
MC :構造なんですね。
ゲスト:そうです、そうです。で、そういうものであれば、
IPS細胞から作ることは実は結構簡単で。
まぁ簡単というとちょっと語弊ありますけれども、
思ったよりも難しくないんじゃないかっていう風に
思って作ろうとしている研究者の人は今沢山いるんですね。
MC :いやあ、今なんか凄く今人体の構造が頭の中巡りましたね、
心臓は意外にシンプルだと!
ゲスト:ええ。そうです。そうです。
MC :ああ、あとは今世紀。そうだ宇宙!
ゲスト:はい。
MC :人類は宇宙旅行がどうでしょうかね、
お金積まなくても行ける時代が来るんでしょうかね、
1回行ってみたいんですけど。
ゲスト:昔であればですね、
MC :はい。
ゲスト:えー飛行機で外国に行くっていうのは、
まあ私の小さい頃なんかもそうなんですけども、
非常にお金がかかってもうまあ夢のような
MC :そうだ。
ゲスト:感じだったんですね。
MC :だからアメリカ横断ウルトラクイズっていうものが出来たんですよ。
ゲスト:ああああ、そうかもしれないですね。
MC :だから見たんですね。
ゲスト:ええええ。
MC :羨ましいなって言って。
ゲスト:そうですね。
MC :今普通ですもんね。
ゲスト:そうですね。
MC :うん。
ゲスト:で、あとそれと同じような現象がですね、起こるんじゃないかと思うんですね。
MC :はい。
ゲスト:え、えーとその、宇宙っていうと、
大体高度100キロからそれ以上の高度なんですけども、
MC :はい。
ゲスト:そこを目指して、えー宇宙旅行を、民間でですね、
やろうっていう動きが今どんどん出てきているんですね。
MC :高度100キロっていうと、東京から熱海ぐらいの距離って事ですよね。
ゲスト:そうです。そんなに遠くない感じですね。
MC :つまり上空にして、
ゲスト:ええ。
MC :東京から熱海みたいな高さ
ゲスト:ええ。ええ。
MC :でもそれもう宇宙なんですか?
ゲスト:そうなんです。
MC :飛行機じゃなくて、それもう宇宙?
ゲスト:そうです。
MC :あら。飛行機は大体上空10キロくらいですよね、
ゲスト:ええそうですね。
MC :で、その10倍上に行ったらそこはもう宇宙なんですね?
ゲスト:ええそうですね。
MC :何か行けそうな気がしてきましたね。
ゲスト:そう、実は、結構宇宙というのは近いんですね。
MC :で、重力も無くなるんですか?
ゲスト:ええええ。あの、いや、重力はまだ・・・あっそうですね、重力は少なくなりますね。
MC :あっ体も軽くなる?
ゲスト:そうですね。
MC :えー?
ゲスト:で、えーとそこにですね、
まあ今はまだその億単位のお金がやっぱりちょっとかかってしまうですけれども、
MC :高さ熱海まで行くのに億単位
ゲスト:そうですね。これからのツアーっていうのがですね、
民間ツアーが始まろうとしています。
MC :えー?熱海ですもんね、もっと安く行きたいですよね。
ゲスト:そうですね。
MC :そう!でもなんか気が楽になりました。宇宙めっちゃ遠くかと思ったら
ゲスト:ええ。ええ。
MC :意外に100キロ?
ゲスト:ええ。
MC :100キロ上空?
ゲスト:ただあのそこに行った時の光景っていうのはですね、
MC :ええ。
ゲスト:やっぱりあの違うんじゃないかと思うんですね
MC :地球丸く見えるんですか?
ゲスト:見えます見えます。
MC :あっえー?
ゲスト:で、あと大気の様子もやっぱりあの青く見えますから、
MC :ええ。
ゲスト:でそこには、その国境も無い訳ですよね。
MC :はい。
ゲスト:でまあ、あのー、あれーこんな所で争ってるんだなっていうのがですね、
MC :えー。
ゲスト:やっぱり目の下に見ることが出来るんですね。
MC :100キロでもそういう風景になる?
ゲスト:ええ。えーそうです、そうです。
MC :うーん。
ゲスト:ですからそうすると、
人間の意識っていうのは少しづつ変わっていくような気がするんですね。
MC :そっかぁ。
ゲスト:なんかこんなとこで戦争してていいのかなとか、
MC ::いやぁー。
ゲスト:何かそういう風な事を考えさせるとかですね。
MC :あーいいですね、いい話だ。
ゲスト:あと逆にその宇宙を見るとやっぱりその星にですね、
MC :ええ。
ゲスト:空気がなかったりする訳ですよね、
MC :うーん。
ゲスト:でこの空気って何か薄いような感じに見えるけれどもすごく大事なんだなと
MC :はあ
ゲスト:こういう風になんか人間の意識が変わってくる様な気がするんですね。
MC :当たり前の事を
ゲスト:ええ。ええ。
MC :有り難いと思ったり
ゲスト:そうですね。
MC :価値観変わるんですね。
ゲスト:そうですね。でやっぱりその地球が青いっていうのもですね、
MC :ええ。
ゲスト:ガガーリンが言った訳ですけども
MC :はい。
ゲスト:あれはその外から見るまで青いって分からなかった訳ですよね、
MC :うーん。
ゲスト:でその時の感動ってやっぱりあったと思うんですよ。
それと同じような感動を私達も味わえるんじゃないかなっていう気がしますね。
MC :100キロの上空でもやっぱりそういう風に見えるんですか?
ゲスト:見えると思いますね。
MC :あっじゃ、あいやぁ眞さんいつか行きましょう!
ゲスト:行きたいですね、
MC :気軽に行ける時代まで頑張って生きよう。
ゲスト:そうですね、そうですね。
MC :ちょっとまた遊びに来てください。いやぁ宇宙行きましょうよ、眞さん。
ゲスト:行きたいですね、はい。
MC :あっはっはっはっ。
ゲスト:はっはっはっ。
MC :いやあ、夢はあるけどれども、現実になるんだよ、みんな、ね、いやぁ、
今週のサイコーはエコパブリッシングの眞淳平さんでした。
どうもありがとうございました。
ゲスト:ありがとうございました。