2021.12.11
ロービジョン・ブラインド川柳コンクール
鈴木 純子
12/10(金)カラフルレンズ、SDGsについて考える
カラフルボイスは、「ロービジョン・ブラインド川柳コンクール」を
紹介しました。
主催されているメガネのパリミキからコンクール事務局の
神田信さんにご出演いただきました。
視覚障害者への理解を深めるための川柳コンクールは
4回目。現在募集中です。
視覚障害のある(ブラインドの)方、見えづらい(ロービジョン)の方、
医療関係者、家族などサポートする側、そして一般の方と
様々な立場の方から川柳を募集しています。
番組でも川柳をご紹介しました。
箱根駅伝をテーマにしたものもありました。
創価大学の嶋津雄大選手、永井大育選手は、
網膜色素変性症を抱えるランナー。
神田さんと同じ病だそうです。
患者会が「希望の星」と二人を応援しているんだそうです。
続いてお届けした「箱根駅伝への道」出演の柏原さんとも
握手を交わし、感激されている神田さんをみて、
私も嬉しくなりました。
神田さんから番組最後にいただいたメッセージが
心に残りました。書き起こしますね。
「見えなくなったからといって人生終わりではない。
不自由だけど、不幸が決まったわけではないので、
病院で、治らない、いずれ見えなくなる、といわれた方は、
ぜひ、コンクールのホームページにリンクが貼られている
相談先などにアクセスして、希望をもって生活してほしい。」
「早まって会社を辞めないでほしい」
ともおっしゃっていました。どうしたら続けられるかを
考えてみたほうがいい。相談してみたほうが。と。
辞めてしまうと、新たな就職先を見つけるのが大変なんだそうです。
神田さんも4年前に白状を持つのには勇気がいったとのこと。
昨日は神田さんを浜松町駅近くまで迎えに行って、
一緒にスタジオに入りました。
視覚障害のある方をサポートして歩くのは初めてで、
待ち合わせもとても緊張しました。
横断歩道を白状を振って歩く神田さんに
「かんださーん」
と呼び掛けたとき、心底ほっとしました。
帰りも駅前の音付き信号機を一緒にわたってお別れしました。
「鈴木さん、ご存じですか。このピヨピヨという鳥の声は、両側で
鳴きあっていて、方向が分かるようになっているんですよ。」
皆さんも音付き信号機のある横断歩道があったら、
音の鳴り方を確かめてみてください。
音付きの信号機はまだまだ少ないそうです。
鳴らないときは、人の気配で渡るそう。
では、人がいないときは?
これからもいろんな問題を教えていただきながら、
番組でも紹介していきます。
川柳コンクール、ぜひ応募してみてください。
番組にもたくさんの川柳ありがとうございました!