2020.07.06
古着deワクチン
鈴木 純子
あなたは着なくなった服をどのように処分していますか?
今週は、不要になった衣類を送って、途上国の子どもたちに
ポリオワクチンが送れる取り組み「古着deワクチン」について
ご紹介します。
私も二度ほど利用しているのですが、きっかけは、小学3年になる娘が
小さくなった自分の長靴を寄付したいと言ったことです。
子どもの靴ってリサイクル先がなかなか無くて、色々検索している中で
古着deワクチンにたどり着きました。
利用される方は、
古着deワクチンのサイトから申し込みをして、
3300円(税込み)を支払うと、こちらの回収キッドが届きます。
この強化紙袋は、Tシャツなら100枚、25キロ入るものなので、
衣類、バッグ、靴、帽子、アクセサリーなど様々なものを入れて送ることができます。
一気に片づけが進み、すっきりしますよ。
かなり重くなるので、袋詰めは玄関先で行うといいです。
同封されている専用の着払い伝票で、集荷をお願いすればOK。
一回の利用につき、5人分のポリオワクチンが途上国の子どもたちに寄付されます。
ラオスの子供たち。
現地に赴いた、古着deワクチンを運営している日本リユースシステム株式会社の今野優子さん。
電話インタビューに応えてくださった方です。
ワクチンを届ける先は標高3000メートルの高地だったり、集落が分散しているために
一人の子どもにワクチンを届けるために看護師さんが5時間から6時間かけて歩いていくなど
現地の方の努力に助けられている面もあります。
新型コロナウイルス感染拡大で、「おうち時間」が増え
感染症の脅威でワクチンの重要性を感じる中、
「古着deワクチン」は、利用が例年の2~3倍に増えているとのこと。
送られた古着は途上国で販売されるので、ここでも雇用が生まれます。
このコロナ禍でも、今のところ、海外への輸出もちゃんと行われているとのことです。
気になった方は、ぜひ、こちらから古着deワクチンサイトをご覧になってみてください。