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傘の季節

松井佐祐里

文化放送アナウンサー松井佐祐里です。

傘を使う機会が多い季節。

梅雨や台風のシーズンが近づくと、

壊れたまま道に置かれていたり、車内で置き忘れられたりしている傘を見かけて悲しい気持ちになってしまうので、

「傘」をテーマに選びました。

まずは、商業施設や駅などで廃棄された傘を再利用した新しいブランド「プラスティシティ」を開発・販売している、

株式会社モンドデザインの代表 堀池洋平さんにお聞きしました。

ビニール傘を再利用してつくられた製品がこちら!

ビニール傘を再利用したとは思えないですね!もともと傘なので、雨にも汚れにも強いんだそう。

ビニールの部分と骨組みを分別したあと、洗浄。

環境に負荷がかからないよう原料に戻すなどは基本的にはしないとのこと。

4~6層ほど重ねて、ぎゅっとプレスすると・・・

雨の日の窓のような、自然のデザインに。

職人さんがひとつひとつ丁寧に制作しているので、できるデザインもすべて違った魅力があります。

このほかにも、カラーのビニール傘を再利用した製品など、柔らかい色合いも楽しめそうです。

廃棄される運命だった傘を再利用した製品を、知って、手に取ってもらい、

環境問題について考えるきっかけになってほしいと願う、堀池さんでした。

 

さらに、廃棄してしまったり、置き忘れてしまったりということがないよう、

傘を大切にするにはどうすればいいのか。

日本洋傘振興協議会の事務局長 田中正浩さんにお話を伺いました。

田中さんによると、

傘を自分の身体に置き換えて使うことが、ポイントだそうです!

傘は手首やひじと同じ。

骨組みを強くきつく曲げてしまうと負荷がかかってしまうので、無理な動作はしないこと。

私たちが髪を乾かしたり、お風呂あがりに身体を拭いたりするように、傘も使い終わったら、しっかり乾かすこと。

 

傘をファッションのひとつと考えることや、お気に入りの傘をみつけることが、

環境にやさしい生活につながるのではと話してくださいました。

大切にしたくなる傘、見つけてみてくださいね

この記事を書いたのは…

松井佐祐里
松井佐祐里

SDGsってなんだか難しそう・・・と思うかもしれません。私も最初は思っていました。
しかし、買い物の時にエコバッグを持参したり、ごみを分別したり、災害発生時の行動を確認したりと、普段の行動がSDGsの達成ににつながっています。
私にもできそう!やってみよう!と思ってもらえるよう、お伝えします。

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