文化放送は、地域版のSDGsプロジェクトとなることを目指した東京都済生会中央病院らとの共同プロジェクト「みんなとプロジェクト」を4月19日（火）より開始することを決定しました。

このプロジェクトは、文化放送本社のある港区内の多様な力を活かして地域の「巡り」を再生することを目的としており、地域の自然、人、社会といった資源をつなぎ、循環させる地域版のSDGsを目指すものです。

社会・経済が高度に専門・分業化した結果、効率的で利便性の高いサービスが提供されるようになった一方で、身近なコミュニティは均質な集団に細分化され、多様性はあるものの、相互の関わり、つながりが希薄となっています。
社会から孤立し、外出や外部とのコミュニケーションが減少すると、心身ともに健全性に悪影響を及ぼし、結果として地域コミュニティの質の低下にもつながると考えられます。
地域コミュニティは多様な主体や個性が存在し、各々の特徴を活かし相互に依存し合う姿が健全な姿といえます。

本プロジェクトは、地域で採れたものを「みんな」の力を活用して巡らせることで、本来あった地域の多様な個性のつながりを回復し、健全な社会生活と健康づくりに貢献できるよう活動していきます。

具体的な取り組みとして、港区の芝地区で実施されている芝BeeBee’sプロジェクトで採れたハチミツ「しばみつ®（※）」を活用したマドレーヌを、お菓子作りを得意としている地域の福祉作業所「みなとワークアクティ」の菓子職人が製造し、「みなとワークアクティ」他にて販売します。
（※）「しばみつ®」とは、港区の芝地区総合支所地域事業「芝BeeBee’sプロジェクト」で収穫した芝地区産のはちみつです。三田いきいきプラザの屋上に巣箱を設置し、ミツバチの巣箱の手入れ（内検作業）や採蜜作業を地域の人たちと一緒に、週に1回行っています。純粋無添加非加熱であり、癖がなくすっきりとした甘味が特徴です。

街から採れたハチミツを活かしたプロダクトを通じて、港区の芝地区エリアの「つながり」と「笑顔」を作っていきます。