2020.12.21
介助犬
西川 文野
西川あやのです。
目や耳・手足に障がいがある方をサポートする補助犬の中でも、
介助犬についてお伝えしてまいりました。
社会福祉法人 日本介助犬協会 管理部 広報グループの後藤優花さんにお話を伺いました。
訓練をうけた介助犬は、
それぞれのユーザーに合わせたサポートが可能です。
“介護”ではなく、日常をサポートする介助犬。
ドアの開け閉めや車いすの牽引。
落としたものを拾ったり、
ベッドとユーザーの方の隙間に身体を滑り込ませ、人を起こすことが出来る介助犬もいるそうです。
これらの行動について、犬は“やらされている”という認識ではなく、
遊びの延長だと思っているそうです。
あまりにもお手伝いの機会がないと、物足りないというアピールをすることもあるとのこと。
日本での介助犬の始まりは、1992年。
1人の女性がアメリカから連れてきたことが始まりだそうで、
2002年には、身体障がい者補助犬法が施行され、
ほとんどの場所に入ること・乗り物に乗ることが出来るようになりました。
現在、日本にいる介助犬は、57頭。
認知度が低いために数も少ないとのことでした。
町で介助犬を見かけたら…優しく見守ってあげて下さい。
人が好きな介助犬が多いので、
頭を撫でようとしたり、食べ物をあげようとすると気が散ってしまうそうです。
また、介助犬を連れているからといって遠慮せず、
ユーザーの方に「何か困っていることはありますか。」とお声がけすることもありがたいとのことでした。
気になった方は、社会福祉法人 日本介助犬協会のHPをご覧くださいね。