2022.03.06
全盲の世界を超ポジティブに生きる浅井純子さん
鈴木 純子
浅井純子さんは大阪市出身の48歳。
30歳のときに突発性周辺部角膜潰瘍という角膜の病気になり、徐々に視力が下がって
2018年に全盲になりました。
先月、ポジティブな全盲生活をすべて音声入力で書き上げた本を出版
「目の見えない私が「真っ白な世界」で見つけたこと」KADOKAWA 1300円+税
その真っ白な世界について伺いました。
純子さんの場合は、目が見えず光を感じられなくても、その世界は
「真っ白」なんだそうです。
盲導犬ヴィヴィッドとは2016年からともに生活。
性格が似ていて、互いになかなか頑固だとか(笑)
学校で講演をするときには、安全を作る「つぶやき」の力について
話されるそう。
横断歩道で、色が見分けられない盲導犬と一緒に音のない信号機を渡るときは
周囲の音が頼り。
車や人の声がしなければ、わたっていいのかわかりません。
声をかけてもらえたら有難いですが、声かけって
結構勇気が要りますよね。
だから、「青ですよ」と声をかけなくていいから、
「青だから渡ろう!」とつぶやいてね。と話すんだそうです。
これなら大人でも実践できそうですよね。
普段は大阪のマツオインターナショナル株式会社でヘルスキーパーとして
社員の心と体の健康を支えている浅井純子さん。
だんだん目が見えなくなっていくなかで、あん摩マッサージ指圧師免許を取得した
そうです。
純子さんは、新事業を始める予定です。
5月2日に「暗闇ドライヘッドスパ」の店舗を大阪市平野区に開店!
暗闇の中でのマッサージで、健常者に、純子さんたち見えない世界へ
やってきてもらい、自分を見つめる時間にしてもらうとのこと。
日々、スマホ、パソコンなど常に情報に触れ、
視覚に頼っている我々にとっては、暗闇でリラックスしながら
自分を見つめることは大切な時間になりそうです。
いっぺんに純子さんのファンになった私、純子は、
浅井純子ファンクラブ関東支部長に立候補しました(笑)
これからも純子さんの活動を追っていきますので
ぜひ皆さんも彼女のパワーを受け取ってください。