2022.02.27
児童養護施設を巣立つ若者を支援「ゆでたまご」ガイドブック
鈴木 純子
2/25のカラフルレンズ、SDGsを考えるカラフルボイスでは
児童養護施設を巣立つ若者を支援するためのガイドブック
「ゆでたまご」ガイドブックを紹介しました。
このガイドブックを制作した阿部華奈絵さん(25歳)は、児童養護施設出身で
現在は三鷹を中心に小どもから高齢者まで人と人をつなげ居場所を作る活動をしています。
ご自身が進学の夢があったのに、経済的理由で断念。
その後社会に出てから、色々な方と知り合ううちに
自分が知らないだけでたくさんの選択肢があることを知ります。
これから巣立つ若者には、その選択肢、情報を伝えたいと
「ゆでたまご」ガイドブックを作ることにしたのです。
メンバーは当時19歳だった阿部さんから60代の方まで
職業も年齢も様々な方たち。
2018年に初版が発行されて、このたび、改訂版の第3版が
完成しました。
「ゆでたまご」ガイドブックはこちら。
改訂版の制作には、様々な方が携わったのですが、その一人が、
児童養護施設での勤務経験もある看護師の樋口敬子さんです。
18歳で児童養護施設を巣立っていく若者に支援の先が無くなることに
不安を感じ、阿部さんの活動を継続することの重要性をわかって
後押ししたそうです。
文化放送「みんなにエール!」でもおなじみ
町亞聖さんも、改訂版づくりに携わりました。
実は私は町さんのfacebookでこの活動を知り、町さんに
阿部さんをご紹介いただいたのです。
この場を借りて町さんありがとうございます。
ゆでたまごの名前の由来は、
人も卵も、温められて形になる
本当にそうですよね。
番組の時間内では語りつくせなかったので、
今後もゆでたまごガイドブックをはじめ、
阿部さん、樋口さんの活動をご紹介していきます。
素敵な出会いをいただけて、
今週も感激、興奮冷めやらぬ私です。
ゆでたまごガイドブック、ぜひご覧いただき、
広めていただけたら。
そして実は近くにあるかもしれないあなたの街の
児童養護施設にも関心を寄せていただけたら。
地域で育ち、地域で巣立っていけたら、
支えあっていけたらと思います。