アメリカとイスラエルによるイランへの先制攻撃で始まった戦争は、世界経済に大きな
影響を与えています。6月に終戦に向けた覚書で合意しましたが、その後も双方の報復
攻撃は続き、終結に向けた情勢は不透明です。ゲストはイラン出身の俳優でタレントの
サヘル・ローズさんが『イラン国民の真の声』と、初監督映画『花束』を紹介します。
1985年生まれのサヘルさんは、イラン・イラク戦争で戦災孤児となり孤児院にいる
ときに養母のフローラさんと養子縁組し、8歳のときに母娘で来日。外国人母子家庭で
差別と貧困といじめも経験したので、国際人権NGO『すべての子どもに家庭を』親善
大使を務めるなど恵まれない子どもの支援を続けています。毎年イランを訪れて恩師や
養母の親戚と会って、言論統制が進みイラン当局の情報しか海外に届かない溝を埋めよ
うとしています。戦争反対を訴えて来たサヘルさんですが「今回はイラン当局が昨年末
から全国に広がった反政府抗議デモを弾圧し4万人以上死亡させた。大国の力で現政権
を倒して民主化されることを国民は望んでいる。今の革命防衛隊と政権には絶望の声」
もう一つの話題は、サヘルさん初監督映画『花束』です。児童養護施設出身の若者8人
が自分たちの体験を語りながら役者としても出演するノンフィクションと寸劇を融合さ
せた実験的映画です。児童養護施設を訪問して子どもたちと交流し、支援を続けてきた
なかで気づいたのは「施設を出た後、自分の過去に向き合い自己表現できる場がない」
「芝居で役を演じる形でなら、自分自身の過去と向き合い、心を言葉にして出せる場合
があるんです。そういう機会を、施設出身の若者たちにも提供したいと思った」と言う
映画『花束』を上映希望の方は『花束』プロジェクトのHPでお問い合わせください。
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