「帰省ブルー」の人が増加中? 帰りたくない理由と対策を考える

「帰省ブルー」の人が増加中? 帰りたくない理由と対策を考える

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8月23日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「帰省ブルー」。今年のお盆は実家に帰った人が多いと思われるが、一方で乗り気ではない「帰省ブルー」に陥る人が続出しているという。

西川あやの「『夫の実家に帰ることが憂鬱ですか?』というアンケートで、とてもそう思う:30.6%、ややそう思う:34.8%、そうは思わない:34.6%。理由を見ていくと、気を遣う、休みなのに休めない、義理の家族とうまくコミュニケーションがとれない……。詳しく見ていくと『家事の手伝いで気が休まらない』ということが多いみたいで。『帰ったら座る暇もなく働きますが労いはゼロ』」

永井玲衣「うわ……」

西川「『まだまだ男尊女卑のある地域で、女性はお酒の準備をしなければいけない』……地域や家庭においての価値観が合わないと、こういう悩みが起きてしまうと」

石戸諭「そういうのはあるでしょうし。結婚している、していないに関わらず、たとえば親族の集まりに行って『女性ばっかり働いている場面を見たことない』という人のほうが少数だと思いますよ。親族といったって、顔と名前が一致しない人が半分ぐらいいるでしょう」

西川「親戚がいっぱいいらっしゃる場合はね!」

石戸「その時点でストレスが始まるじゃない。向こうは知っているだろうけど、『誰でしたっけ?』となったら気を遣う。永井さんもあるでしょう、出版、あるいは大学の謝恩的なもので、名前と顔が一致しないって」

永井「ありますね。親族といっても初対面の人といるのとほぼ同義だから気を遣うし、どういう家族観、ジェンダー規範を持った人が集まっているかわからない。女性ばかりが働くのはおかしいと思っていても、率先してやんなきゃいけない『気がする』みたいな」

西川「直接『やってよ』と言われなくてもそうする、というのは想像しやすいです」

永井「私の友人は、夫の実家に帰省するということで姑さんから『割烹着を持っていらっしゃい』と言われたと。当然、働くことを前提として」

石戸「そういうことを言ってくる人と関わること自体が面倒ですよ。夫も夫で『そんなことしなくていいよ』って言ったほうがいい」

西川「それぞれが持っている価値観のすり合わせをするタイミングもないと思うんですよ。一堂に会して、夫『こう思っている』、お義母さん『こう思っている』……みたいな」

石戸「そう、そんなのはない。いま『帰省ブルー』と言えるようになって、もうひとつのトレンドで『それぞれで帰省しましょう』というのがあるじゃなですか。夫は夫の実家に、妻は妻で、っていう。あとはバランスをどこでとるか、みたいな話でしょう?」

永井・西川「はい」

石戸「これは知人……というかいろんな人の事例ですけど。『夫の実家に2泊3日というのがつらい』という人がいるとき、周囲の人たちのアドバイスはなんだったかというと『絶対ホテルに泊まるべきだ』と。遠方だから、観光もできる。旅行っぽくする。ホテルでゆるりと過ごしながら、(親族と)何回か食事をともにするとか」

西川「夫婦間では打ち合わせしておきたいですね」

石戸「でもそこで夫が『俺はあなたの実家に行っても苦にならない』みたいなことを言ったらしい。妻側も『ん?』みたいになる。そこはやっぱり詰めるべき」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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