大竹まこと、福島第一原発の処理水海洋放出に疑問
タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。8月21日放送では、大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、福島第一原発の処理水を海洋に放出する方針をめぐり、岸田総理が全魚連会長と面会したニュースを取り上げた。
大竹 「森永さん、これ本当に海に流すしか方法はないんですか?」
森永 「いや、方法はいくつもあるんですよ。例えば水を沸騰させて水蒸気にして待機中に放出するというのもあるし」
大竹 「それは安全な方法なんですか?」
森永 「海に流すよりは環境負荷が小さいと中国やロシアは主張しています。ただ、10倍ぐらいコストがかかる。あとは電気分解などをして、水素と酸素に分けちゃうというのもあるし、地面に染み込ませるあるいは地層まで穴掘って、水を入れるというのが……できないことはないと思います。ただとんでもないコストがかかる」
大竹 「海洋に放出するのが一番コストがかからない」
森永 「はい、加えて手っ取り早いというので選んだと思うんですけれども、福島の漁協の人となぜ話をしなかったかというと、彼らは分かっているわけですよ被害が。だからもし話があったとしたら岸田総理に猛烈に噛み付いてしまうんですよ。それを、メディアが取材すると全国に広がってしまう。場合によっては原発そのものの是非まで話がいきかねないと。全国魚連の人は東京の人だから、形式的な反対派あれど最後握ってしまうような気がするんですよね」
大竹 「単純に素人の考えですけど、仮に10トンを10倍に薄めて流したとしますよね、でも100トンを10倍に薄めて流したら10トン分ぐらいのアレになっちゃうじゃないですか」
森永 「一応10倍に薄めれば安全基準を大幅に下回るというのが一つと、トリチウム自体もたとえ人間が摂取しても体外に排出されるので大丈夫だ、と政府は言っています」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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