インボイスのせいで電気代が上がる?月1~2円と言われても…大竹「電力会社は負担しないんだ」
8月18日の大竹まことゴールデンラジオでは、「電気代がインボイス制度導入で10月に値上がり…電力会社の負担が消費者にしわ寄せ」を取り上げ、青木理と大竹まことがコメントした。
東京新聞によると、 このインボイス制度によって新たに発生する電力会社の負担分を電気代に上乗せして補うという。わずかな金額月1円から2円ではあるが、消費者にしわ寄せが行く格好だ。
インボイスに反対する人たちからは「公平性を欠き、精度の問題が浮き彫りになっている」と不満の声も上がっている。インボイス導入後固定価格買取制度で今までは相殺されてみなし控除になっていたものが電力会社への負担になるのでそれを消費者分に上乗せすると電力会社が決めたということだ。「本来の趣旨を超えて電力会社に負担をかけるのは適切ではない」と担当者は、説明しているが、インボイス制度を考えるフリーランスの会発起人ライターの小泉なつみさんは「金額の問題ではない。制度導入を前に多くの人が消費税の負担を押し付け合う状況に苦しんでいる。電力会社だけ国が救い、電気代で補填する道理がわからない」と話している。
大竹「電力会社は負担しないんだ」
鈴木アナ「年の負担が58億円各電力会社で発生するためにその分を消費者に乗せるということです」
大竹「消費者の方はこの1円か2円乗せられるだけだから、大したことないだろうと。でもまとめてみればこれは、58億円の山になるわけだ。もっとあれだよね。ちょっと電力業界全体の国との関係と、太陽光発電とかでちょっとした不正が起きたから、そら見たことかみたいなことになってるけど、よその国ではなんとか風力発電とかそれ以外の発言に転化しようと思って必死になってやってるわけだよね。昨日は原発の廃棄物の最終処分場の話をしたけども、ここに全部なんかこう権益が集まってる感じするよね」
青木「エネルギー産業ってある種の国策が色濃く反映される業界なので、ある程度利権というか構図ができる。それは、風力だろうが再生可能エネルギーだろうが太陽光だろうが一緒なんですけれども、例えば今回自民党の衆議院議員が風力発電の業者からその組合名義で金もらっててってことで、おそらく東京地検特捜部が捕まえると思うんですけれども、これも業者が政治家にお金を渡し、お金をもらった政治家が利益供与をして、要するに政官業が癒着するトライアングルですよね。それはもちろん悪い。でもそれってでもしょせんチンピラの悪さみたいなところがあって、原発も含む電力会社と与党と経産省のトライアングルってもう構造化されちゃってるので、凶悪過ぎちゃって誰も手がつけられないっていうようになっちゃってるって意味でいうと、同じ構図。だからそれは大竹さんおっしゃるようにだからといって不良活動がダメだ、太陽光はダメだっていうよりはむしろこの巨悪ががっちりトライアングルになってるような構造に我々が厳しい目を注いでメスを入れなきゃいけない。今回のケースだって、ライターの方が指摘されてるように電力会社は全部その負担を使用者に押し付ければもう全然問題ないっていうのは、いくら何でも不公平でしょう」
室井「しかも絶対使わなきゃ生きていくためにはみんな苦しくたって絶対いらないって言えないよね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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