「誰が買うの?」7月の首都圏新築マンション平均9940万円!なぜそんなに高いのか専門家が解説
8月18日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、金曜コメンテーターでMCPアセット・マネジメント チーフストラテジストの嶋津洋樹さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、マンション価格について意見を交わした。
価格を高くしないと原材料費がペイできない
不動産経済研究所が発表した先月の首都圏の新築マンション1戸あたりの平均発売価格は9940万円だった。東京都内で高額物件が供給され、前年同月比56%増と好調だった。東京23区の平均発売価格は85%増の1億3340万円だった。港区で平均2億円台の約300戸が発売され、平均価格を押し上げた。
「一昔前は“億ション”なんて言われていましたが、これはどう受け止めればよろしいのでしょうか?」(寺島アナ)
「原材料価格が上がっているのでそれを払ってもらう、ということが起きているんですが、でも価格帯が低い方では難しくなっているので超富裕層向けみたいなところを充実させていくことが、マンション販売会社の利益を確保することにつながるわけです。なおかつ、そういうところはそこそこ需要があるということで、販売する側は収益を確保するため戦略として、こういう高額物件をやっていかなきゃいけないということだ思います。」(嶋津氏)
「個人的には「誰が買うんだろう?」って思ってましたが、島津さんの話で謎が解けました。これは富裕層向けなんですね。」(寺島アナ)
「価格帯をある程度高くしていかないと、原材料価格の部分がペイできなくなってきているので、利益幅を削って安い方に売るよりも、そこそこ乗せて売れるのなら、そっちにっていうことでしょう。」(嶋津氏)
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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