大竹まこと、こども家庭庁政策に疑問
タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。8月14日放送では、大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、昨年、年間予算5兆円でスタートした「こども家庭庁」について大谷昭宏氏が言及した記事を取り上げた。
こども家庭庁が打ち出した「こどもまんなか」政策の内容が、親家庭の現状や待機児童問題に寄り添ったものではなく、サッカー少年を応援するJリーグとのコラボや子育て中の家庭を若者が訪問する「家族留学」であることに対し、議論を交わした。
森永 「一応特別会計も国会の予算審議は経るんですけど、あまり本気でやらないので杜撰なお金の使われ方がされている。大谷さんがおっしゃる通りで、本当に苦しんでいる子育て大変な人。あるいはご飯が食べられない子供がいっぱいいるわけですよ。もっと政策作るときにちゃんと子ども食堂やっている人の意見を聞けよと私は思います」
大竹 「Jリーグと子供のコラボだとか、家族留学だとかも大事だと思いますけれども、7人に1人が困窮している現実があって、子ども食堂をやっている代表の方は1人親家庭の悩み、保育園問題、コロナ離職、いじめ、不登校、多種多様な周りの環境について話し合っているのに、国の方ではおおまかに文化的な事業にお金を使ってばかりで事実的な部分は滞っているということですよね」
森永 「そうなんです。だから学校給食の無償化も蹴飛ばしたんですね、政府は。いいじゃん給食タダにすれば。今自治体の反乱が起きていて、自治体独自で給食を無料化するというところも3割くらい出てきているんですよ。更に先進的なところはそれに無農薬有機肥料の地元産食材を使用しようとしている。極めてまともだと思うんです。なんでそういう血の通った政策を言わないのかな国は、と」
大竹 「このあと地方自治が活発になってきたりすると、各県でその差が沢山出てきてしまうという話になりますよね」
森永 「そうそう、それも国がやるべきだと思いますよ。だってね、生まれた地域によって差があるのはおかしい」
〈参考記事〉
【大谷昭宏】ピント外れのこども家庭庁「こどもまんなか」政策 “10兆円”の行方は – 大谷昭宏のフラッシュアップ – 社会コラム : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
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