【お天気気象転結】台風、そして鳥のこと……

【お天気気象転結】台風、そして鳥のこと……

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼8月18日配信号 担当
鈴木純子

今月前半は台風6号、そしてお盆の時期に重なり台風7号と台風が日本列島に影響を与え続けました。
被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。現在荒天に見舞われている地域はどうぞ安全第一の行動を。
そして今後も台風シーズンが続きますので普段から対策をなさってくださいね。
今回台風6号では沖縄もこれまでにないほど長期間停電に見舞われました。
8月2日(水)のニュースパレードでは、台風6号が接近した沖縄県名護市で沖縄料理店を営む「しまあかり」店主の高野カルロス真吾さんにお話を伺いました。
1日の夜から停電して、モバイルバッテリーも貴重な中、取材に協力してくださり、お客様から予約キャンセルの連絡が相次ぎ、そもそも停電で営業ができないこと。周りは電柱が倒れたり、バス停が崩れてしまったりしている状況も克明に伝えてくださいました。


▲電柱が倒れている


▲名護市幸喜(こうき)のバス停がつぶれている

高野家とは子どもの保育園が一緒だったのがご縁で現在もお付き合いをしています。
沖縄料理のお店を多摩地域の一号店に加えて、本場の沖縄で開業するという夢を叶え7年。お子さんたちとともに新たな土地で頑張っている高野家とは事あるごとにやり取りをしています。
子どもが小さいときは夏休みに高野家を訪ねて一緒に色んな観光地を回ったりもして楽しい思い出を沢山作ったのですが、今回は沖縄で暮らす苦労をリアルに知ることとなりました。
高野家はご夫婦とお子さん3人の5人家族。停電でテレビも見られない中、この日お父さんの真吾さんがレポートする様子をラジオ沖縄のニュースパレードで家族そろって聴いてくれたそうです。
電気が復旧したのは7日。冷蔵庫が使えなかったため自宅やお店の食材がダメになってしまい、電気が通っても復旧までまだ時間がかかるとのことでした。
ただ真吾さんは、「不便な生活も子どもたちにとって良い夏休みの体験」と語っていて、ここでも一致団結して自然災害に立ち向かう高野家の強さを感じることができました。
沖縄の名護に行く機会があったら、皆様ぜひ沖縄料理「しまあかり(http://shimaakari.com/nago/)」に立ち寄ってみてください。
キッズスペースもあり、ライブも行われる楽しいお店ですよー。

最後に特別番組のご案内です。
先週8月11日(金・祝)山の日、お昼12時から12時55分まで放送された「朝の小鳥70周年記念特番~鳥たちの声を追って」私がナビゲートさせていただきましたが、今日までradikoタイムフリーでお聴きいただけます。
収録構成を長年担当された松田道生さんの貴重な野鳥音源と、松田さんならではのコメント!(松田さんが、感謝の気持ちを伝えている部分はぜひ聴いていただきたいです)那須どうぶつ王国が環境省と取り組むニホンライチョウ保護のプロジェクトについて、また都心近郊で聴こえるオオタカの声を、現在収録構成の担当をしてくださっている岡村正章さんの録音でお届けします。
55分間で鳥たちの過去、現在、未来を聴ける番組となっています。
私はニホンライチョウの野生復帰プロジェクトを取材したのですが、プロジェクトのリーダーで獣医師の原藤芽衣さんがとてつもないプレッシャーの中、ニホンライチョウの繁殖、野生復帰に取り組んでいることがわかりました。
でも、嬉しいことにその原藤さんを癒してくれるのも、また鳥なのです。原藤さんのインタビューもぜひぜひお聴きくださいね。


▲プロジェクトリーダーで獣医師の原藤芽衣さん(向かって右)とニホンライチョウのぬいぐるみを持って異様に喜ぶ鈴木(左)


▲那須どうぶつ王国「保全の森」では国の特別天然記念物ニホンライチョウがみられます。

文化放送の最長寿番組「朝の小鳥」は日曜朝5時15分~レギュラー放送もぜひお楽しみくださいませ。

気象予報士 鈴木純子

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