映画『バービー』公式SNSの対応に、大竹まこと「映画を観たいという気持ちが、何かに阻害されるのは嫌だなあ」

映画『バービー』の公式SNSが、ファンが作成した原爆キノコ雲を揶揄するような画像に、好意的な反応を示したことで、日本では波紋が広まっている。
『バービー』はアメリカでは大ヒットを記録し、日本でも8月11日に公開予定だが――

大竹まこと「アメリカにも『原爆は良いものだった、悲惨な結果だったがあれが戦争を終わらせた』って人もいれば、『原爆という兵器がとんでもないことをした』っていう意見も、特に若い人の中には浸透してきてるって聞いたけど」
武田砂鉄「徐々に原爆を支持する人は減ってきてるっていうのは、ニュース記事等々でも語られていますね」
小島慶子「ただアメリカにとっても、非常に敏感な話題なんだと思うんですよね」

今回の「キノコ雲」モチーフの発端となった映画『オッペンハイマー』は、現在日本公開の予定はない。

小島「これだけ話題になったし、私は日本でも公開した方が良いと思うんですよね。観て判断するというか」
大竹「上映しないっていうのは、どこにどういう忖度が働いたものなのかが分からないからね」
武田「忖度というか、ビジネスとして成立するのかっていう着眼点もあったかもしれませんけどね」
小島「日本ではあんまり観られないかもしれない、そんな人気が出ないかもしれないっていう。理由は分からないですけど。不幸なのは、（今回の騒動は）どっちの映画の内容にも関係ないんですよ」
武田「映画とかエンターテインメント作品において、作っている人と、SNS等々のプロモーションをする人は別だったりするし。SNSを運用する人は、好意的な意見をどんどん拡散する仕事だから、内容自体の精査が十分にされていないこともある。これは国内外問わずあちこちで起きていること」

スタジオでは、映画の内容とは関係のない部分で、ネガティブな印象が広まっていることについて懸念の声が上がる。

大竹「俺みたいな人間が観て、ちゃんとした判断が下せるかどうかは分からないけど……『観たいな』っていう気持ちが、何かに阻害されるのは嫌だなあと思うわけです」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。