核抑止論の破綻 大竹まこと「本気で考えなくちゃいけないんじゃないですか?」
タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。8月7日放送では、大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、岸田文雄首相が行った広島市の平和記念式典でのあいさつに関するニュースを取り上げた。松井一実広島市長の「核抑止論は破綻している」という発言を踏まえ、大竹は日本のNPT(核拡散防止条約)に対する姿勢について指摘した。
大竹「言葉だけで積極的に取り組むとは言うけど、何をどうするかはなにも伝わってこないね。これだけ騒がれてて、多くの人が亡くなっているのにNPT(核拡散防止条約)のオブザーバーとして参加していないんですか?」
森永氏「アメリカへの忖度だと思うんです。ただ、アメリカは正式に日本に参加するなとは言っていないんです。(日本が)顔色をうかがっただけなので、私は岸田総理は一度やってみたら良いと思うんです。アメリカは岸田総理がオブザーバーで出ても見逃してやるかという可能性の方が高いと思うんですよね」
大竹「しかも被爆国。絶対に核はなくそうという大きな声があるにも関わらず、核抑止論は無くなったというふうに広島市長は仰っていますよね。本気で考えなくちゃいけないんじゃないですか?」
森永氏「今回すごいチャンスだったと思うんですよ岸田総理にとっては。核拡散防止条約にオブザーバーとして会議に出席しますよと宣言したら被爆者の皆さんも『岸田総理やってくれたな』って感じると思うんですよね」
大竹「番組でも語り部の方達が沢山声を上げていらっしゃって十分(リスナーの)皆様にも伝わっているはずだと思うんだけれど、なんでこれが政治の方にいかないのかなと」
森永氏「政治にだけいってないんですよ。実は広島でG7サミットをやって以降、原爆資料館ってものすごい入場者数が増えているんですよ。だから、一般市民には伝わってるんだけど、なぜかリーダーに伝わらないというおかしなことが起きている」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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