【西武】松井稼頭央監督インタビュー 打撃好調の源田について「源の調子が上がってきてくれるとチームとしても良い流れになってくる」
7月25日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームで行われた西武-ロッテ13回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビュー。5年ぶりの7連勝を飾ったチームを率いる監督に、その要因を訊いた。
――記録は日曜日に止まってしまいましたが、松井(稼頭央)監督の現役最終年(2018年)以来5年ぶりの7連勝を記録しました。これだけ勝ち続けられた要因はどこにあると思いますか?
松井「当然バッテリーもそうですけど、全体的に粘りといいますか、食らいつくという部分は出てきたのかなと感じました。守りのほうも良く守ってくれていたし、必死さがあったと思う。守ってリズムを作った結果打つ方に繋がってきたのかなと感じましたね」
――連勝が止まってしまった日曜日の試合(7月23日、西武ー楽天14回戦)、先発はディートリック・エンス投手でした。ファームで再調整となってしまいましたが、試合後に監督は3.4.5回に失点することが多いとおっしゃっていました。原因はどこにあると思いますか?
松井「どうなんですかね。打者一巡目までは本当に素晴らしいボールを投げてくれているので、打者二巡目からエンスが慎重になりすぎているのかなと思う。昨年あれだけ勝って(10勝7敗)、今年にかける意気込みもそうでしたし、エンスも色々考えてきたと思うのですが、結果に結びつかないということもあるでしょうし、だからこそより慎重になるケースがあると思う。一番は負けを付けないこと、勝てれば波に乗るのではないかと思っていたが、打者二巡目で相手も考えてくるし、エンスもさらに考えているように感じた」
――エンスは今後リリーフへの配置転換ということもある?
松井「どうですかね。まだそこは考えていないですけどね。これから8月で6連戦が続いていく中、先発ピッチャーのことを考えると、エンスにいてもらわないとチームとしては痛いですしね。そういうところも含めてまだ先発として考えていかなければいけないかな」
――中村剛也がオールスターゲーム出場中の体調不良で戦列を離れていますが、その後いかがですか?
松井「もうそろそろ軽く動ける状態になるのかなと思う」
――一度ファームで調整させる?
松井「ファームでの調整を考えている。この休みの期間もあるし、ケガに繋がるということも考えると体調や体力面を戻したうえで試合に出ることが一番早いのかなと思っている」
――7月1日に左内転筋を痛めた渡部健人。先週末イースタンリーグで実戦復帰をしました。2試合でファーストを守ったものの、まだフルイニングで出場していないが?
松井「今日(7月25日)あたりフルで出るのではないでしょうか。その後どうするかになってくると思う。まずはフルで出場した次のリカバリーはどうなのか、もしくは連続で出なければいけないケースも出てくるでしょうし、そこも踏まえた上で考えます」
――源田壮亮のバッティングの状態が上がってきています。監督から見て、一軍復帰当初と比べてどこが良くなりましたか?
松井「小指のけがの回復具合といいますか、力の入り具合といいますか、そこが良くなってきたのかなと思いますね。明らかに違うし、打席を重ねてピッチャーの球を見ていくことでの感覚もあると思う」
――最近引っ張る打球が増えてきましたね?
松井「引っ張れるようになってきたし、粘りもそうですけど、バントしてチャンスメイクもしてくれるし、ここぞという時に(ランナーを)返してくれるし、源(源田壮亮)の調子が上がってきてくれるとチームとしても良い流れになってくるのかなという感じはしますけどね」
※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー
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