【お天気気象転結】神宮外苑再開発とは…？

▼7月21日配信号　担当
伊藤佳子

今週も関東は猛暑に、東北は大雨被害に見舞われました。
50年先、100年先はさらに気温が上がり、雨量も増えるとみられています。
今の段階でも大変なのに、この先どうなってしまうのか…？

「次の100年」に向けた事業というと…神宮外苑の再開発。
今週、住民向けの説明会が開かれ、取材しました。

連休3日目17日夜、外苑から380ｍ以内の住民らおよそ150人が参加。
当日昼に取材させてもらった子育て世帯の住民グループ代表は、この範囲内ではなかった為、会場まで来たのですが、中には入れず…。
メディアも別室で、音声のみの取材となりました。

私は去年の春から取材しているのですが、これまで樹齢100年を超える貴重な巨木を含む大量の樹木の伐採が一番の問題なのかな？と思っていましたが…実際住んでいる人の質問・懸念はというと……
・高さ190ｍと185ｍの高層ビル建築で、ビル風の影響は？
・「スポーツと緑のまち」というなら、圧迫感のある高層ビルは必要？
・住宅に近いところに球場ができる。神宮球場の騒音・環境は？
・歩行者天国は？13年という工事期間中の道路の通行止めや避難場所はどうなる？
・6面あった軟式野球場がなくなり、会員制のテニスコートになることで野球少年たちのプレーの場は？……などなど。
三井不動産ら事業者4社は、プロジェクトサイトで計画内容についての説明動画を公開し、質問の受付コーナーも設けています。
関心のある方はこちらをご覧ください。
神宮外苑地区まちづくり (jingugaienmachidukuri.jp)

事業者は「イチョウ並木は守る、８ｍの距離に建設予定の野球場も必要ならセットバックも検討する」ということです。

今年の3月から第二野球場の工事は始まっていますが、高さ3ｍ以上の樹木の伐採は9月から始められるということです。
100年後の神宮外苑……そのころのラジオはどうなっているのでしょうね。

気象予報士　防災士　都庁・気象庁担当記者　伊藤佳子