愛知のラジオスター・戸井康成、パーソナリティになったきっかけは伊集院光!?
7月14日の「おとなりさん」(文化放送)、午前9時台『教えて!全国☆ラジオスター』のコーナーにCBCラジオ「戸井康成の金曜スクラッパー」から戸井康成さんが登場した。90年代から地元・愛知で活躍中の戸井さんに、現在の番組や、経歴について伺った。
坂口愛美「『戸井康成の金曜スクラッパー』は架空の情報サイト『スクラッパー』編集長・戸井康成さんが、気になるニュースや、リスナーの事件を集め、スクラップしてお送りする週末情報バラエティで、毎週金曜の午後9時から10時まで放送中です。日曜には『戸井康成の別冊スクラッパー』として午後8時45分から9時まで放送している、中部エリアの人気番組となっています」
戸井康成「あくまでフル放送だと金曜の午後9時から10時まで、という形です。ナイターシーズンは中継が終わってからの放送なので……」
山根良顕「じゃあ短くなることもあるし……」
戸井「準備だけして放送が0になることもあるんですね」
山根「うわあ。でも緊張感ありますね。30分になったり45分になったり」
戸井「そうです。2021年の秋に始まった番組なんです。ナイターシーズンが終わって、空いた時間枠を埋める、編成の気まぐれで生まれた番組みたいなものですね(笑)」
戸井さんは「金曜スクラッパー」以前からCBCラジオの番組でパーソナリティを務めてきた。ただし最初は出演する側ではなかったという。
戸井「中学生ぐらいから、ネタを書いてハガキを送る、投稿マニアだったんですよ。ラジオの世界で仕事したいな、というのは当時からぼんやり思っていました。大学を卒業してサラリーマンになったんですね。ラジオの世界とは離れる形になったんですけど、ラジオ愛が抑えきれなくて、半年ほどで会社を辞めました」
山根「ほう……」
戸井「『ラジオのバイト的なことないか』と探している僕に、知り合いから声がかかって、CBCラジオのバイトもバイト、下っ端として紛れ込むことができたんです。ADをADする、みたいな」
山根「その人がどうやってパーソナリティに?」
戸井「深夜に5時間ぐらいスキー特集のような番組があったんです。当時は夜通し、名古屋からクルマを飛ばして岐阜、長野へ行くような若者がいっぱいいた。そういった若者が聴くような軽快なミュージックと楽しいおしゃべり、みたいな特番を定期的にしていたんですね。そこでゲレンデ情報的なものを15~20秒ぐらいの原稿にまとめて書いていました。それがたぶん最初ですね。裏方、構成作家といったものに憧れていました」
山根「(最初は)出役じゃなかったんですね」
戸井「なんとか(ラジオ業界に)潜り込めた(笑)。ゲレンデ情報を書いて割と褒められたので、そこからちょこちょこ声がかかるようになった、という感じです」
山根「どうやってオモテに引き出されたんですか?」
戸井「ADのADをやっていたときに、伊集院光さんが名古屋でラジオをやっていらして。そのスタッフのいちばん下に僕がいたんですけど、たまたま生放送中の流れで『戸井くんも何か言いなさいよ』って話を振られて、マイクの前に座ってしゃべった、というのがきっかけです」
坂口「へえ~!」
戸井「Wikipediaには『見出された』と書かれていて、ありがたいので否定しないんですけど、別に僕じゃなくてもよかったんです。たまたま伊集院さんの前に僕がいただけなので(笑)」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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