“ボーナス商戦 高額品が好調”に隠された2つの狙いを考察
7月4日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、ボーナス商戦好調のニュースについて意見を交わした。
このニュース記事を書いた記者も、そんなにボーナス貰ってないのでは?
公務員や会社員の夏のボーナスが支給され商戦が本格化。三越伊勢丹ホールディングスは、1~2日のグループ全体の百貨店の売上高が前年同月比11%増と好調に滑り出した。
株高による資産効果や新型コロナウイルス禍後の「リベンジ消費」が、時計や宝飾、衣料品などの高額品の購入を後押ししている。
「ボーナス商戦好調だそうです」(寺島アナ)
「すごいですね! 勤務している大学のボーナスも出たんですけど、助けてくださいよ……。怖くなってきました、このニュース。うちの嫁さん聴いてたら、これ……」(田中氏)
「それは、懐によって違いますから」(寺島アナ)
「これは邪推ですけど、このニュースの元の記事を書いた日経新聞の記者の人も、ボーナスそんな出てなくて、羨ましくて書いたんじゃないですか? 読んでいる人の多くも羨ましいな、と。一部は私の家のように、冷や汗をかく状況なんですよ。やはりこれもキッシー(岸田首相)がいけないんだ」(田中氏)
「ちょっと待ってください。ボーナスを貰ってるところは貰ってて、そうでもないところもありますけど……」(寺島アナ)
「まだまだですよ。ここで騙されちゃいけない。日経新聞には二つ狙いがある。1つは記事を書いた記者の“俺も欲しいな”という願望。もう一つ、“これだけ消費も盛り上がってるから金融緩和やめろ!”、“イールドカーブ・コントロール(YCC)修正だ!”と。悪い円安じゃなくて良いボーナスだ、と」(田中氏)
「なるほど。これで大丈夫だと」(寺島アナ)
「これで騙されちゃうんだ。田中家は騙されませんよ」(田中氏)
「私も騙されません。フリーになってボーナスは無くなりましたから」(寺島アナ)
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