ツイッター騒然!イーロン・マスクの制限に反発する声が殺到、次にくるSNSはmixiが有力候補?
このところツイッタラーはイーロン・マスクに翻弄されている。
昨年Twitterを買収した米富豪イーロン・マスク氏は7月1日にTwitterユーザーが1日に閲覧できる投稿数を一時的に制限したと発表した。
マスク氏はデータ・スクレイピングとシステム改ざんに対処するためだと述べたが、閲覧数が限界に達したTwitterユーザーの画面には、非情にも「API呼び出しの回数制限を超えました」の文字が表示され、ユーザーからは「限界を超えろよ!」などの意見も散見される。
そんなTwitterから我先に逃げ出そうと様々なSNSの名前が乗り換え先としてTwitterのトレンドにランクインした。あの初の国産SNSのmixiも堂々トレンド入り。mixiは完全招待制の廃止や足あと機能の廃止などで独自性や利便性が薄れてしまいユーザー離れが進んだが、バイドゥが23年1月に公表したSNSに関する調査で10~24歳を対象にアンケートを実施したところ「次にくると思うSNS」でなんとあのBeRealなどを抑え、5位にmixiがランクインしていた。
そんなmixiだが、当番組では過去に、ミクシィ創業者の笠原健治氏に番組に出演して頂き、mixi という存在について振り返ってもらったことがあった。(2020年8月29日放送、「SNSの今後とは」より)
入山『笠原さんはmixiで一世を風靡した訳ですけど、当時の反響を今振り返るとmixi ってまさに日本のsnsの先駆け中の先駆けだったと思うんですけど、mixi っていう存在ってどうだったんだろうっていうふうに思われていますか?』
笠原『コンセプトとしてはまさに目指した通りの使われ方というか。ネット上で友達と繋がる。で知ってる人たちとまず繋がって、その繋がった人たち同士でコミュニケーションできるサービスを目指して開始したんですね。
当時アメリカでFriendsterというのが先行していたんですけれども、それを自分も使った時にすごい面白いサービスだなと思ったんですね。それはネット上なんだけれども人間関係が見えるというか、自分のプロフィールを書けて、自分の友人一覧を出すことができ、友達を誘うことができる。友達を見に行くとその友達のプロフィールが見られて、友達の一覧が見られる。
そこからまた誰かを見に行くとそのプロフィールが見えて友達が見られる。友達がどういう友達がいるのかっていうのを見ることができ、その友達がどういう人かがわかるっていうのがすごい売りになっていた。
一方で自分としては使い続ける理由が無いなと思ったんですね。使い始めた時はすごい衝撃だったんですけど、一通り見終わるとあんまり変化が起きなくて使われ続けないなと。自分たちもこういうサービスをやろうと思ってたんですけど、その場合使い続ける理由がないとサービスとして成り立たないと。
それをどうすればいいのかということを考えて、答えは結構簡単に出たんです。コミュニケーション機能だろうと繋がっていき、繋がっていった人たち同士がいかにコミュニケーションを楽しむことができるか。
紹介文なこともあれば、日記のこともあれば、足跡のこともあれば、コミュニティもあると思うんですけど、そういうコミュニケーションあればこそ繋がって、繋がった人たちとコミュニケーションし、コミュニティとかを介せばさらに知らない人とも繋がっていく。』入山『逆に言うと笠原さんがベンチマークされてたアメリカのサービスっていうのは、コミュニケーションの機能はそんなに十分じゃなかったんですね?』
笠原『正直そこはあんまりなくって、当時アメリカでもいくつかフェイスブック含めて出てきたんですけれども、そういうコミュニケーションっていうのは薄めなところから始まっていたという認識を持ってます。』
そんなミクシィ創業者・笠原健治さんが「SNSの今後とは」について語るPodcastやYoutubeぜひお聞きください。
様々なキーワード基に経営学者・入山章栄さんが様々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」は毎週月曜日 19:00~19:30放送中。
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