児童手当拡充、所得制限撤廃で高所得世帯は増収傾向に
タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。7月3日放送では、大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、第一生命経済研究所が行った、政府の児童手当拡充、税制見直しを行った際の試算に関する記事を取り上げた。
- 児童手当において、高所得世帯を不支給や減額とする所得制限が撤廃されることで、高所得世帯ほど増収分が大きくなる傾向があるということについて森永氏は以下のように語った。
森永 「家族構成とかで若干違うんですけど、ざっくりいうと年収900万円を超えるような世帯っていうのは今の時点で児童手当をもらえていないんですよ、所得制限に引っかかってしまって。それが新しい制度では所得制限撤廃になるのでもらえるようになる。だから100万円以上の増収になってしまうんですよ。今回の国会審議の中で野党は給食費を無料にしろと言い続けたんですけど、政府はそれを蹴ったんですね。だけど、本当に客観的に見たときに今給食でしか栄養の取れない子供って日本にいっぱいいるんですよ。それぐらい家が貧しくて食うにも事欠いている。その子達を救う方を優先するべきではないかなと私は思うんですけど・・・」
大竹 「給食は相変わらずお金取るんでしょう?」
森永 「一部無償にしてる自治体もありますが原則お金とってますね」
大竹 「所得制限を撤廃するかしないかは別にして、所得が300万円以下ぐらいの人たちになんとか手厚くする方法は無いんですか?」
森永 「そこは政治の判断だと思いますよ。統計的に見たら明らかに所得の低い人が結婚できてないし、子供も育てられてないんですよ。当たり前でるよね、お金なくて子供つくれないですよね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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