マイナ保険証、続くトラブル。青木「市民国民全員にかかる問題。一度立ち止まってみては」

マイナ保険証、続くトラブル。青木「市民国民全員にかかる問題。一度立ち止まってみては」

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6月23日の大竹まことゴールデンラジオでは、「マイナ保険証」に関するニュースの記事を受けて、大竹と青木がコメントした。

マイナ保険証のトラブルが続いている。全国保険医団体連合会によると、マイナ保険証が無効と表示され医療費を10割請求された事例は、4月以降、少なくとも776件、保団連の推計では1291件あったという。別人の紐づけについてはわかっているだけで114件が医療現場で確認されている。さらに問題となっているのが顔認証システム。カードリーダーで読み込んで本人確認をする際に「他人の顔認証でも認証できるケースが複数報告されている」という。

政府はこの問題を受けてデジタル庁に総点検本部を設け、岸田総理はマイナ保険証のトラブル解消に向けた総点検と、トラブルが無くなる仕組みづくりを指示した。「政府を挙げてコロナ対応並みの臨戦態勢で、国民のマイナンバー制度に対する信頼を一日も早く回復するべく、政府、地方自治体、関係機関一丸となって全力を尽くしてください」としている。

このニュースを受けて、大竹と青木は次のように語った。

青木「どうして一度立ち止まれないんだろうっていうところはありますよね。この問題、あえて政府寄りの立場で言えば、この問題相当政権だったり与党に対するダメージになってくるだろうと。当たり前ですけれども、この問題は市民全員に関わる問題じゃないですか?残念ながら例えば入管法の問題とか、LGBTQの問題ってのは少数者だったり外国人だったり、かなりマイノリティの問題ですけど、市民国民全員にかかる問題なので、この保険証を統合する作業を1回立ち止まってみてもいいのでは?読売新聞も社説で書いてましたけれども、このまま突き進んで、別に問題なく進んでいる保険証をなくして現場で病院で読み取れないから全額払えとか、あるいは高齢者認知症の人も含めて、これからマイナ保険証の書き換えも必要だとか、暗証番号を覚えろとか、むしろ不便な方向に突き進んでてデジタル化って言って、目標何なのということをもう一回政府は考え直すべきじゃないかなと思いますけれどもね」

大竹「実際に現場で例えば施設みたいなところにいる人は誰か代理人みたいな人が行くの?聞いた話、写真撮る時もしっかり目開いて取らなくちゃいけないんだって?そんなにお年寄り方しっかり目を開けてられないみたいな話も聞くし、マイナ保険証を本人確認する作業が現場で起きるわけでしょ。で、その確認する時には暗証番号言わなきゃいけないんだって?4桁の暗証番号を覚えてられるのかな?」

青木「いずれにしても、例えば認知症の方もいるし、寝たきりのご老人もいるし、あるいは介護施設なんかにいるご老人もいらっしゃるし、そういう人たちが例えば更新のために行くとか現実的に不可能ですよ。今でさえその病院に行って僕の知人が親子で病院に行って、親は保険証で行ったらしいんですよ。子供はマイナ保険証を持って病院に行ったら、親はすぐに支払いも終わったんだけど、子供の方は読み取れないことが続いて結局1時間以上かかっちゃったんですって」

大竹「現場では、5000人ぐらいの分を2人ぐらいが処理してるっていう話になってるわけでしょ。いやーこれしかもあれだよね。お医者さんでダメだってことになると10割負担でとりあえず後でどうなるか知らないけど、10割払わなくちゃいけないんだよ」

室井「便利にするためにマイナカードなんでしょ。でも保険から切り替えがうまくいかない人がいるんだったら緩く期間を設けなきゃいけないのに、なんで、強制的にやったら最初の目的から全然違っちゃってきてる」

大竹「最初の目的に全部こういうふうにしようっていうなんでこういうことが最初に言い出したの?」

青木「だからまあ広げるためなんでしょ。ポイントというアメでやってもうまくいかない。次はムチが保険証との統合っていうことなんですけど、こんなことやってたらどうなると1回立ち止まるべきだと思います」

大竹「しかもまた2026年になるとこれ全部もう1回再発行みたいな形になるの?またやるの?っていう話だよね」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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