菊池桃子と振り返る『菊池桃子の楽曲の歴史』
「おとなりさん」(文化放送)「おさむレコーズ」、6月21日のテーマはゲストに菊池桃子さんを迎え、「菊池桃子スペシャル」をお届けした。
鈴木おさむが選曲した菊池桃子さんの楽曲を、菊池桃子さんご本人と聴いて振り返る。
まずは、菊池桃子「SUMMER EYES」
鈴木おさむ「これをなんで選んだかというと、桃子さんの楽曲も最近大ブームのシティポップと言われることが多いですよね。『SUMMER EYES』なんかまさにそうで。当時この曲聴いたとき“渋すぎるな”って思いませんでした?」
菊池桃子「アイドルの番組に出るときは渋いかもしれないですけど、所属事務所はニューミュージックに強かったので、“我々のチームはこういう曲”だなっていう感じでした」
鈴木「この曲、大人になるとめっちゃいい曲だってより分かるじゃないですか? この曲なにがすごいって、シティポップさも残しながら、サビの『君のせいじゃない』のあとに“桃子!”って言えるんですよ。音楽性も高くて、ファンも満足させる、合いの手を言いたくなるんです!」
菊池「そうなんだ、気付かなかった!」
坂口愛美アナ「しっかりアイドルソングでもあるんですね」
鈴木「そう! 楽曲のクオリティが高いのに、アイドルソングとしての余地も僕らにくれてるんです」
菊池「じゃあ、これからライブで歌うときは、みなさんにコールをお願いしよう」
鈴木「しますよ!」
続いて、RA MU「青山Killer物語」
鈴木「みんな度肝を抜かれましたけど、あれはなぜ『RA MU』の方向に行ったんですか?」
菊池「事務所の音楽的な志向性がどちらかと言うとミュージシャン寄りだったのもあって、“次の段階を作ろうよ”ということで『RA MU』をやることになったんです。スタッフが変わってなかったので私のなかで特別な違和感はなかったんですけどファンの方は、“普通のアイドルでいて欲しい”という思いが強かったので、すごく驚かれて、ひかれたんです(笑)」
鈴木「正直びっくりしたんだけど、数十年経った現在のシティポップブームで『RA MU』がひと際評価されてるのを見て、やっぱ桃子さんたちがやっていたことは、アイドルであり、アーティストであり、周りの人たちが菊池桃子を使って表現したかったんだ!正しかったんだ!って思いました」
そして、鈴木雅之&菊池桃子「渋谷で5時」
鈴木「『RA MU』経て、いきなり鈴木雅之さんとデュエットソングを出したのはびっくりしました! これはなんでだったんですか?」
菊池「わかんないです!“この声が欲しい”って言われて。特に高音のところの声が欲しいって言われました」
鈴木「この曲、アルバムバージョンは最初に桃子さんの語りが入ってるんです」
菊池「鈴木雅之さんがレコーディングの最中に、小さなメモ用紙を渡して“桃子ちゃん、これどうかな? 喋ってみて”って」
鈴木「その場で作ったんですか!? さすが鈴木雅之さん」
坂口「あのセリフ大好きです」
鈴木「これ、当時新しいデュエットソングとしてすごい流行ったじゃないですか? ビックリしませんでした?」
菊池「ビックリしたし、“鈴木雅之さんのパワフルな歌声にもう少し近づきたい”と当時は思いましたけど、いま聴くと“これでもよかったのかな”って思いますね」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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