【アナコラム】長谷川太「新しい趣味”クルマ”」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼6月23日配信号 担当
長谷川太アナウンサー
クルマの免許を取ったのは44歳
なんでそんな年まで免許を持っていなかったのかというと、
学生時代はお金がなかったし、社会人になったら教習所に行くヒマがなかったのです。
まあ自分はクルマとは縁のない人生かなと思っていたある日、
声優の日髙のり子さんと長く担当している「ノン子とのび太のアニメスクランブル」
のゲストに声優の「飯塚雅弓」さんがいらしたのです。
ポケットモンスターシリーズの「カスミ」の声で有名ですね。でこの方大変なクルマ好き。
当時とってもおしゃれなキャンバストップの赤いオープンカーに乗っておられた。
で、番組の打ち合わせ中に、なぜか私が免許を持っていないことが飯塚さんに知られ、
まあなんというか、あきれるほど大きなしかも打ち合わせフロアの隅々までよく通る声で、
こういわれたのです。
「えーー!? のび太さんって免許もってないんですかああああ!?」
いやなにもそんなに大きな、しかもカスミの声で言わなくっても……
僕だって取りたいと思ったことはあったけど そこにはいろいろと……とモゴモゴ
声優さんの声の力ってすごいですね。大げさではなく会社中に響く声だったもので、
それからというもの会う人会う人皆に
「長谷川って免許持ってないんだって?」とあいさつ代わりに言われる始末。
こうなったら仕方がない免許取るぞっ!と決心したのです。
教習所ではやさしい女性教官に叱られながらも、特に苦労することなく免許取得。
自分のクルマを初めてもったときはそりゃあ楽しかったですねえ。
なんといってもアクセル踏んだら前に進むし、
ステアリングを右に切れば右に曲がるじゃありませんか!
ボンネットを開ければそこは魅惑の大宇宙。隅々まで機構を研究し、
最近ではエンジンオイルや点火プラグも自分で交換メンテするようになってしまいました。
運転をするようになって新たに気づいたことはたくさんありましたね、
ラジオを聴きながらってことが多いですが、運転中って究極の「ながら聴取」なのですね。
ながら聴取が基本のリスナーの方の耳に、いかにわかりやすく情報をお届けするのか。
最近は「ライオンズナイター」で自分が実況したものを録音して運転しながら聴いています。
もちろん結果がわかっている試合ですが、
「ここでしっかり得点をアナウンスしてくれないとわかんないなあ」とか
「もっと解説の方の話をしっかり受けろよ」など、
録音された自分の実況アナウンスにツッコミを入れながらアクセルを踏んでいます。
もちろん安全運転ですよ。
そう、運転「ながら聴取」は、自分の実況の精度を高めることにも役立っているのです(笑)
あ、私のYouTubeチャンネルに、「ドライブ動画」がありまして、
おすすめのドライブスポットなど紹介しておりますのでよろしければご笑覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Bhq5r3HcwYc&t=232s
長谷川太 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC1FHNsnjGDInZgFgOdIkLTw
長谷川太 公式Twitter
https://twitter.com/futoshihasegawa