【音現場から・ミキサー裏話】ルマンの思い出
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「音現場から・ミキサー裏話」。番組の工場=スタジオ、その周辺にまつわるさまざまな話題を技術部員がご紹介。番組やイベントの裏話も盛りだくさんです!
●6月16日(金)配信
先日ルマン24時間耐久レースがフランスのルマン市で開催され、フェラーリが総合優勝、トヨタは6連覇を逃すという結果になりました。各種報道やネット記事でご存知の方も多いかと思います。
昔話になりますが、文化放送でもかつてこのレースを生中継したことがあります。1990年と91年の2回中継を行い、91年にはマツダが日本勢として初優勝した興奮をお伝えすることができました。
私はこの91年に技術スタッフとして現地派遣されました。
勿論24時間全て中継していたわけではなく、何回かに分けてのオンエア。ただしサーキットの放送席には24時間ずっと滞在。当時地上波で中継していたテレ朝さんや他国のスタッフは深夜等放送を行わない時間は交代でホテルに戻ったりするのですが、アナウンサー、解説、ディレクター、技術という4名体制の文化放送は交代要員もいないので、硬い椅子を並べて仮眠しながら過ごしました。
食事もサーキット内で済ましたのですが、レストランに行った記憶はなく、フランスパンにハムを挟んだだけのサンドイッチ、日本ではパリジャンサンドということがありますが、それがとても美味しく、何回か食べたことを覚えています。注文するときに「ジャンボー」と言うだけで簡単に買うことが出来たからかもしれません。
今回は単なる思い出話、なんのPRにもなってなく大変恐縮です。自動車レース中継が今後あるかは分かりませんが、文化放送の様々なコンテンツにご期待頂ければと思います。
△ルマン、サルト・サーキットの放送席から。レース前か後のイベントの様子。