森永卓郎「『差別』は全て不当なんです」 可決された「LGBT理解増進法案」の表現に首を傾げる
タレントの大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)。6月12日放送では、大竹と経済アナリストの森永卓郎氏が、性的少数者に対する理解を広めるための「LGBT理解増進法案」が衆院の委員会で可決されたことを取り上げた。
森永 「法案の『不当な差別は許されない』という表現ですが、日本語がおかしくなっていると思うんですよね。不当な差別は許されないというのは、本来の日本語であれば不当な区別を差別って言うんです。つまり、『差別』は全て不当なんです。これね、どうも正当な差別は良いですよという風にしようとしてるんだと思うんですけど、正当な差別!?と」
大竹 「正当な差別がどこにあるんだと」
森永 「そうそう。ちょっと国会議員は日本語勉強しろよ!と。だから(法案については)何かしらの魂胆があるとしか思えない」
また、外国人の収容・送還ルールを改める「改正入管難民法」が成立したことについても取り上げた。
大竹 「改正入管法は成立しましだけども、森永さん」
森永 「これも何を考えているんだか私にはよくわからないんですけれども、例えばミャンマーで軍事政権からの迫害を受けている人が難民認定受けられないでいるわけですね。改正入管法が成立してしまうと強制送還される。でもアウンサンスーチーの支持者だった人は今の軍政のもとで強制送還されると何されるかわからないというのが普通に考えたらわかるわけです。でも政府は一方で外国人労働者をどんどん入れると決めている。外国人の方いらっしゃいと言いながら難民だけは強制送還する。何を考えているんだろうなと」
大竹 「バランス悪すぎますよね」
森永 「今、難民認定してくださいという人の中にはもう日本語が堪能な方もいますし、日本にいたい、働きたいというなら良いじゃないかと私は思いますけれどね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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